「体力が無限」「パワープレス」「またひねっちゃうの?」。これだけ見れば、それが何の解説をしているか、分かる人も少ないだろう。これはすべて将棋のテレビ対局において、巧みな話芸を誇る藤森哲也五段(32)の口から飛び出したワードだ。到底、将棋とは関係なさそうなワードを瞬時に判断、使い分けて盛り上げる“実況名人”に、ファンからは「プロレスの実況」「往年の古舘か」など、抱腹絶倒の事態になっている。