11日深夜、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、中国の新型コロナウイルスへの驚きの対策が紹介された。

健康状態を国に報告、「コロナマップ」で感染者の場所を特定 中国の新型コロナ対策に使われるアプリ
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 この日は「地上波じゃできない裏社会の最新情報 闇社会 コロナ狂騒曲SP」と題し、ゲストとして裏社会に精通する作家の草下シンヤ氏と、中国のリアルを取材するルポライター西谷格氏がリモート出演して、日本と中国の“裏社会”に関する話題を展開していった。

 現在新型コロナウイルスの感染が収束しつつあると報道されている中国。西谷氏によると、中国には健康状況を自己管理してQRコード化する、政府管理のアプリがあるのだという。

 中国ではそれぞれの自治体で「健康QRコード」というのを作っているそう。これは国民のほとんどが使用しているというチャットアプリの中に組み込まれており、QRコードを読み込むと名前と身分証番号(中国で使用されている個人の識別番号)がわかるそう。

 さらに、番組で紹介されたQRコードは緑色だったが、感染者との接触の機会が増えて新型コロナウイルスの感染リスクが高まると、黄色、赤色と色が変化していき、外出を控えるための一種の判断基準になるという。

 技術的には日本でも実施が可能だが、西谷氏は「人々の体調や、場合によっては移動範囲まで行政が管理するという管理社会になってしまう」と、国の体制の違いから日本での取り組みは難しいと解説。

 このアプリを通してウソの申告をした場合には罰則があり、井戸田潤は「コロナが発症した際に、人工呼吸器を後回しにされる」と、日本では考えにくいペナルティーがあることを紹介した。

健康状態を国に報告、「コロナマップ」で感染者の場所を特定 中国の新型コロナ対策に使われるアプリ
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 また、中国では「コロナマップ」というものが地図アプリにデフォルトで入っているそう。番組では紹介された上海の地図には黄色い点が複数散らばっており、西谷氏は「黄色い点々が、この場所にコロナ感染者がいたというのを写している」と解説すると、井戸田は「スゲーな……」と絶句していた。

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