マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングは、全国20歳~69歳の男女を対象に「テレビに関する調査(2023年)」を実施した。若者のテレビ離れが進む中、最近の地上波テレビについてはどのように感じ、どのように見ているのか。今回は「最近のテレビについて感じること」「テレビを何で見ているのか」「テレビをどのように見ているのか」などを聴取した。
「テレビ番組を見る時間が減った」などネガティブな意見が多数
60代は「面白くない、見るに値しない」「似たような番組」「同じような芸能人ばかりが出演」「同じような話題」という番組のマンネリ化に対する意見が他の年代より多い一方、「毎回楽しみにしている番組がある」も多い。20代は「動画配信サービスの方が面白い」、30代は「見逃し配信の充実」、40代は「コンプライアンスが厳しくなり面白くなくなった」の割合が高め。
「チューナー付きのテレビ」が最多、しかし年代により大きな差
年代が若くなるほど「スマートフォン」での視聴や「地上波のテレビ番組は見ない」割合が増え、特に20代はいずれも2割を超える。
視聴方法は「録画機器で録画したものを見る」と「テレビでリアルタイムで放送されているものを見る」がほぼ同率で並ぶ結果に。視聴シーンは「スマホやPCをいじりながら見る」が37.6%となった。
大晦日の夜に見たい番組は「紅白歌合戦」が27.7%で最多、続いて「孤独のグルメ」が16.0%という結果になった。
2023年に見た番組の中で好きなものは、1位が「VIVANT」、2位が「水曜日のダウンタウン」
調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女
調査期間:2023年12月8日(金)~12月10日(日)
有効回答数:本調査1,100サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。