「プロモーションを含みます」「タイムアップ投稿」の表記があっても内容次第で見るが全体の20.6%

 全国の10代~60代の男女を対象に、「SNSで『プロモーションを含みます』や、『タイアップ投稿』の表記があった場合、その動画や投稿を見ますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「表記があっても内容次第では見る」で20.6%という結果に。次いで、「表記があったら見ない」が14.4%、「表記に気付いていない」が13.2%で続いた。また、「表記の意味を知らない」と回答した方は30.2%だった。

SNSネイティブの世代では自然と取捨選択

 年代別で見ると、SNSが常に身近にある10代では「表記の意味を知らない」もしくは「表記に気付いていない」と回答した方が最も少なく、他の世代に比べてSNSについて熟知している傾向にあるようだ。また、20代~50代では表記の意味を知っている人のうち「表記があっても内容次第では見る」が最も多かったのに対して、10代は「表記があったら見ない」と「表記があっても好きなインフルエンサー・タレントの紹介なら見る」と回答した人が多く、10代はSNSを利用したプロモーションにより多様な考え方を持っていることがうかがえる。SNSネイティブの世代では、自身の求める情報かそうでないかを自然と取捨選択しているということなのかもしれない。

高収入世帯ではより広い範囲から情報を得ようとする傾向

 世帯年収別で見ると、表記の意味を知っている人は世帯年収が上がるにつれて増えていることがわかった。また、「表記があっても内容次第では見る」と回答した人は「~500万円」の層では17.2%だったのに対して、「1001万円~」の層では28.8%に増加した。高収入世帯では、自分の興味がある内容であればプロモーションだとしてもあまり気にしない人が多く、より広い範囲から情報を得ようとする傾向があると考えられる。

 近年ではSNSを利用したプロモーションは当たり前になっており、インフルエンサーや企業が、ジャンルを問わずさまざまな商品やサービスを紹介する投稿を目にする機会が多くなった。今回の調査では、SNS上で広告の「表記があったら見ない」と回答した人は全体の14.4%に留まっており、SNSで発信される画像や動画広告のクリエイティブの良さや、SNS広告とユーザーの親和性の高さがうかがえる結果となった。

【調査概要】
対象者:10歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2023年10月27日~2023年10月28日