リサーチ会社のマイボイスコムは、『映像配信サービス』に関するインターネット調査を実施し、結果を発表した。
1.映像配信サービスを利用した人は5割強
直近1年間に映像配信サービスを利用した人は5割強だ。週1回以上の利用者は3割弱、直近1年間利用者の7割弱。『Netflix』『dアニメストア』主利用者では8~9割と他の層より高く、利用頻度が高いことがうかがえる。
2.直近1年間に利用した映像配信サービスで最多は「Amazonプライム・ビデオ」
直近1年間に利用した映像配信サービスは、「Amazonプライム・ビデオ」が利用者の56.2%、「Tver」が42.5%、「NHKプラス」「Netflix」「ABEMAビデオ、ABEMAプレミアム」が各10%台だ。「Tver」は女性で比率が高く、特に女性40~60代で高くなっているようだ。「ABEMAビデオ、ABEMAプレミアム」「Netflix」は男性若年層で高い傾向にある。
3.映像配信サービス利用時の重視点で最も多かったのは「月額料金」「見たい番組・ジャンルの充実度」
直近1年間に映像配信サービスを利用した人の重視点は、「月額料金」「見たい番組・ジャンルの充実度」が各40%台、「無料かどうか」が39.3%、「定額制見放題タイプ」が21.1%だった。『U‐NEXT』『DAZN』主利用者では、「見たい番組・ジャンルの充実度」が最も多くなっている。
4.映像配信サービスの視聴機器は最多で「テレビ」という結果に
直近1年間に映像配信サービスを利用した人の視聴機器は、「テレビ」が52.7%、「スマートフォン」「ノートパソコン」が各30%台となっている。過去調査と比べて、「テレビ」「スマートフォン」が増加傾向にあるようだ。「スマートフォン」は、今回ノートパソコンを上回り2位となった。また、男性10・20代や女性10~30代、『ABEMAビデオ、ABEMAプレミアム』『Tver』主利用者で最も多くなっている。
5.映像配信サービスの有料での利用意向は過去と比べて「利用したい」が増加傾向
映像配信サービスを有料で利用したい人(「利用したい」「まあ利用したい」の合計)は3割、過去調査と比べて増加傾向。サービスの利用頻度が週2~3回以上の層では約66%、有料プラン・動画利用者では8割弱となっている。