生活の中で感じる「聞こえ」や「音」に関する困りごと第1位は『テレビの音』

 「普段の生活の中で音や聞こえで困っていること」を聞いたところ、全体の約半数がなんらかの困りごとがあると回答した。特に、60代以上が多い傾向となった。

 全年代において困りごとの第1位は【テレビの音】に関する回答だった。60代以上が最も多くなっているが、家族のテレビの音に関する回答については、両親の年齢が70代〜80代であると想定される50代が多くなっている。 

 生活の中での「聞こえ」や「音」に関する困りごととして、「テレビの音」の課題が多くある様子が、この調査からわかった。一般的に、高齢者がテレビを大音量にしてしまう課題が想起されるが、30代〜40代の方でも、生活音や視聴環境などによって、テレビの音の聞き取りづらさを感じていることがわかった。50代〜60代以上は、ドラマや映画のセリフの聞き取りづらく、聞こえる音量までボリュームを上げることで、近所迷惑を心配される声もあった。