Personaの弱点を補うアプリケーション
Apple Vision Proを装着すると顔が一部見えなくなってしまうため、そのままでは未装着の人とのコミュニケーションやオンラインミーティングに支障が出てしまう。この問題を解決する機能の1つとして「Persona」が搭載されている。Personaは自身の顔をスキャンすることによって作成された3Dデータを利用したアバターで、Apple Vision Proに搭載された複数のセンサーによって得られた顔の動きがリアルタイムで反映される。
しかし、PersonaはvisionOS上で実行されたアプリケーション経由でしか基本的に利用することができないため、Apple Vision ProとMacを連携させて、Mac経由でミーティングアプリを起動すると、Personaが利用できず、Apple Vision Proを装着した姿が映し出されてしまうという問題があった。
これを解決するために開発されたのが、visionOS専用アプリ「Persona Anywhere」と macOS専用アプリ「Persona Viewer」だ。このアプリがApple Vision ProのPersonaをMacに転送する役割を果たすという。
「Persona Viewer」はApple Vision Proから受信したPersonaデータをMac上で仮想カメラとして認識できる。仮想カメラであるという点がポイントで、オンラインミーティングや収録、映像配信など、カメラをMacに接続して利用するソフトウェアでは、通常のカメラと同様の操作方法でPersonaを利用することが可能だ。
【Persona Anywhere】
サポート:visionOS 1.0以上
URL:https://apps.apple.com/app/persona-anywhere/id6479581916
【Persona Viewer】
サポート:macOS 14.0以上
URL:https://apps.apple.com/app/persona-viewer/id6479581997