“超節約”で『FIRE』実現も…越えた先に思わぬ壁 達成者が伝えたい注意点
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「毎日通勤する生活から解放されたい」
「仕事を気にせず自由に生きたい」

 そんな縛られないライフスタイルを実現する『FIRE』という考え方が広がっている。“経済的自立”と“早期リタイア”の頭文字からなる造語だ。

【映像】資産は1億円『FIRE』を達成したスズキさんのWebサイト(1分45秒ごろ〜)

 31歳にして『FIRE』を達成したスズキさんは、現在1億円超えの資産を有している。元々は、ゲーム開発のエンジニアとして働いていた。

 仕事に悩んでいたスズキさんの人生を変えたのは、元々好きだった書き物、記事作成の副業だった。会社員時代からサイト運営をやっていたというスズキさんは、そのサイトで投資のやり方や実績を載せていた。記事の閲覧数が増えるにつれ、インターネット広告による広告収入が跳ね上がっていったという。

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 スズキさんに広告収入の月収を聞いたところ「数百万円という感じですね(それから)投資を始めてという感じ。投資収入だけでも暮らせるようになったという流れです」と明かした。

 いまや億超えの資産をもつスズキさんだが、昼食は200円のサラダチキンのみ。さらにコンビニでもらえるスプーンを洗って再利用する生活もしている。こうした「倹約」こそ、『FIRE』を達成した人に見られる特徴だ。

 また、32歳にして『FIRE』を達成した元公務員の金村圭介さんは、家賃や趣味などお金のかかるところは極力削り、「貯金」を軸にしながら投資で『FIRE』資金を貯めたと話す。

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 こうして4200万円貯めた金村さんは、住みたかった札幌に移住。仕事に縛られず、「住みたいところに住む生活」を送っている。

 そんな金村さんは、これからの人生での目標を「7か所くらいは住みたいと思ってるんですよ。大阪もそうですし沖縄とか広島とかそういう主要都市には全部行きたい。基本、成り行きですよね」と語る。

 誰もが羨む『FIRE』というライフスタイル。しかし中には一度会社を辞めて『FIRE』した後、再び仕事を始めるという人もいる。

 20代で大手企業をセミリタイアしたハヤブさんも「年間支出は100万円まで」という超節約生活を数年経て、『FIRE』を実現。しかし3年後、思わぬ壁にぶつかる。

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 『FIRE』生活で家から出ず、人と関わらなかったハヤブさんは「人間は“社会動物”なので、社会とのつながりをある一定程度は保たなければならない」と感じたという。そんなハヤブさんを救ったのは「仕事」だった。ハヤブさんはセミリタイアやFIREについて「仕事をしない生き方ではなくて、仕事を自由に選べる生き方だと思っている」とも話していた。

 現在は、投資だけでなく、アルバイトをして社会との接点を持っているハヤブさんは、今後『FIRE』を目指す人に対し「思考も行動も全て内向的に、一辺倒になってしまいがち。そこのところは注意が必要」とアドバイスを送った。(『ABEMAヒルズ』より)

【映像】「コンビニでもらったスプーンも洗って再利用」“FIRE”達成者の暮らし(実際の様子)

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