常に世界に向けて挑戦を続ける“サムライ・ギタリスト”、MIYAVI。40歳という節目の年を迎えた今年、9月15日にNEWアルバム『Imaginary』を発売した。
【映像】MIYAVI、NEWアルバム『Imaginary』に込めた想いを語る
MIYAVIは、2002年に20歳でソロアーティストとしてデビュー。ライブ活動などアーティストとして活動する中、「日本でこのまま成功していいのか」という思いが芽生え、25歳で、単身、アメリカ・ロサンゼルスへ。
ストリートパフォーマンスを始めるも、現地では通用せず、世界の厳しさを実感したという。このロサンゼルスの苦労がきっかけとなり、ピックを使わず、指でエレクトリックギターを弾くという独自の“スラップ奏法”を編み出した。
来年でアーティストデビュー20周年を迎えるMIYAVIがコロナ禍に制作したNEWアルバム『Imaginary』に込めた思いを『ABEMA NEWS』に語った。
――スラップ奏法を編み出すきっかけは?
「テリールイスというプロデューサーに『MIYAVI、melody is a king(メロディーこそが王様だよ)』彼がマイケルジャクソンからもらった言葉で、メロディーってすごく普遍的だしそれこそがやっぱ音楽が音楽として、人の心にずっと寄り添って存在してきた理由でもあるということに気付いて、そこからはやっぱりギター、メロディーを奏でるということに対してすごく意識的にするようになりましたね」
――今回のアルバムはどんなアルバムになりましたか?
「今回特にコロナで人って未来が見えなくなる時、予定が立てられないとか怖いじゃないですか。でもそこにその恐怖に打ち勝つために何が必要か、やっぱりその恐怖を克服して自分たちが望む未来というものを創り出す」
「そこで必要なのはイマジネーション。『どういった未来にしたいのか』『どういった道を作っていきたいのか』それはすごく大事だし、それを僕たちが音楽を通じて指し示すことができる。すべての人たちにではないですけど、少なくとも聴いてくれる人たちがこの作品を聴いて『未来って捨てたものじゃないかもな』って思ってもらったら、僕はこの作品が完成だと思っています」
――アルバムの注目してほしいポイントは?
「『なんで俺たちは音楽を作っているんだろう』『何のために表現しているんだろう』その問いを僕たちはたぶんこのコロナで、僕だけじゃなくて多くの世界中の表現者が問われたと思うんですよね。だったらやっぱり僕は希望を歌っていたいし、未来を叫びたいっていうのはすごく大きいですね」
――ジャケットのスキンヘッドは、どういった意図でやられたんですか?
「アーティストとしても男としてもやっぱどこかで剃りたいなっていうのはやっぱりあって、今回『NEW GRAVITY(新しい重力)』という重力自体が自分たちが作ったルールとか規制とか既成概念とか、実際それで自分たちの首を絞めていて、自分たち自身がそれにとらわれているという。それを解放する新しい価値観、新しい世界で本当に自分の心が望むもの自分たちが『あるべき姿』『あるべき未来』っていうものに進んでいく、その象徴としてやりましたね」
――今年40歳という節目にアルバムを発売したことは、どんな意味がありますか?
「やっぱり新しい自分のあり方、ここから先に例えば次の世代への責任もありますし、何を歌うかフィジカルでいうとやっぱり20歳とか、10代の頃とは違うどこかで劣化している部分もあるかもしれないけど、それを凌駕するほどの知識だったりナレッジだったり経験。使い方みたいなものを得ている自信はあるので、ただ何もせずに時間を過ごすんじゃなくて何かに自分の命を削って打ち込むことで僕は人は成長できる」
「その成長は進化だと思うし、それは老いではないと僕は思うので、成長さえし続けていればまた新しい道は切り開けると思いますし、そこに少なくともそこに後悔はない。変わらず何かしら学んでいたいし、日々成長していきたいなと思いますね」(『ABEMA NEWS』より)
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