<世界体操>20日/予選3日目/北九州市立総合体育館)
18日から開催されている体操の世界選手権、予選3日目に東京五輪に続いて個人の種目別・鉄棒に専念しての出場となったキング・内村航平が登場。得点はDスコア6.300、Eスコア8.000で合計が14.300。競技終了時点で3位となり、24日の最終日に行われる同種目の決勝進出に関しては、この後に行われる他選手の結果次第という状況となった。
そんな中、予選で内村が披露した演技はもちろん、競技前に人知れず披露したルーティンがファンの注目を浴びるシーンがあった。
各選手が思い思いのウォーミングアップを行う会場で突如、床に姿を現した内村。所定の位置につくと今大会は出場予定の無い床でウォーミングアップを開始すると、華麗な技の数々を披露した。試合を中継したABEMAの放送席もこのシーンに注目。「これはルーティンなのかな」など実況が驚きの反応を見せると、ロンドン五輪体操団体で銀メダルを獲得した田中和仁さんが「やっぱり6種目オールラウンダーとして戦ってきた、つくってきた体でもある。鉄棒だけとなったけど、鉄棒だけでいいのかと言えばそうではない」と内村が見せた驚きのウォーミングアップについて見解を示した。
「こちらは貴重だな、初めて知った」と実況が応じると田中さんは「床を蹴ったり、あん馬でサークルまわしたり、跳馬とんでみたり、平行棒も触って。つり輪に関しては肩のこともあるのでやってないかもしれないが、基本的にアップかけて、体をつくって鉄棒に行く」と補足した。
「長年オールラウンダーとしてやってきましたからね…」と放送席が改めてキング・内村の偉大さに感嘆すると、視聴者からも「超レア」「キング健在」「やっぱりキレイだな」と内村の床ルーティンでの技の数々について同様の反応が多数寄せられた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)