<世界体操>20日/予選3日目・種目別床/北九州市立総合体育館)
18日から開催されている体操の世界選手権、予選3日目の個人種目別・床に登場したイタリアの二コラ・バルトリーニが、Dスコア6.200、Eスコア8.766、トータル14.966など圧巻の演技を披露して予選2位で決勝進出を決めた。ダイナミックな演技もさることながら、演技の最中に何度も“チラ見え”するうなじのタトゥーも注目を集め、演技終了の際には放送席から「完全に1UPしました」とバルトリーニの決勝進出を確信するコメントまで飛び出した。
日本の南一輝がDスコア6.500、Eスコア8.466、トータル14.966で暫定2位につける状況で迎えた第7班の演技。イタリアの床最終演技者であるバルトリーニが登場した。
決勝進出に向けて高得点をたたき出したいバルトリーニが勢いと高さのある演技を披露すると、ABEMAの解説からは「コーナーでもほとんど休まない。着地も決めている」と称賛。さらに演技途中に見せた細かいつなぎの動きに対しても「イタリア独特のさばき」と流れの美しさを指摘する声が上がった。
高さのある3回ひねりで演技を締めくくったバルトリーニは両腕を高々と広げてポージングした後、目をつむって顔を左右に振りながら自身の演技に対する手応えを感じさせる仕草を見せた。
高得点が発表されると、バルトリーニを含むイタリア選手団は輪になって大喜び。解説を務め、自身も体操経験のあるお笑い芸人・オラキオは「うわ、高い。これは完全に決勝まで1UPですね」と興奮気味に声を上げると、視聴者からも「1UPだね」「1UPさんですね」「完全に1UP」など反応の声が、一方では「南に強敵現る」など、決勝に対する警戒の声も聞かれていた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)