「本当にこの時期に、11月21日に卒業できることがすごく嬉しいです」
11月21日に乃木坂46から卒業する高山一実(27)。アイドルとしてラストステージとなる、全国ツアー最終公演を前に、乃木坂46に10年間在籍した想い、そして、常に思い描いていたアイドル像を「ABEMA NEWS」に明かした。
――卒業が迫ってきましたね。この10年を振り返っていかがでしたか?
高山:貴重さ?普通人生じゃ味わえない経験をたくさんさせていただいて…。夢の世界と全然変わらないものがすごく交わっていた10年間だったなと思います。
――高山さんにとって“アイドル”という仕事の魅力はなんですか?
高山:(乃木坂46は)やっぱりキラキラしてますよね。私服で着てたら絶対変でしょうっていう。すごくまぶしい衣装を着て、ステージに立って、すごい光を浴びて、その姿がアイドルですよね。私はそれがすごく好きでした。
――バラエティ番組のMCや小説家デビューを果たすなど、幅広く活躍されていますが、この10年間で理想のアイドルに近づけましたか?
高山:理想のアイドル像を持って乃木坂に入ったんですよ。アイドルってがむしゃらにやって、汗だくでステージ立って、短いスカート履いて、髪飾りとかいっぱい付けてパフォーマンスっていうのがアイドルだろうなという風に思っていたんですけど、いつからか、近くにいる乃木坂のメンバーがめちゃくちゃカッコよく見えて、「あれ?」みたいな。「アイドルって普通、汗かくんじゃないの?」みたいな。「なんでそんな汗かかずにキレイなまま踊れるの?」というのが、めちゃくちゃカッコよく見えちゃったんです。私には、理想のアイドル像とか、こういうのが好きというのがあって、最初はそっちに近づけようとしたけど、乃木坂のためにできることを探していきたいという風に思っちゃって…。そういう人生を歩んできてまったく悔いはないんですけど、結果的には理想のアイドルとは違う道になったかなって感じたりします。
――卒業した1期生メンバーとは今でも交流はありますか?
高山:卒業生に会うのが好きで、この間も伊藤万理華ちゃんと久しぶりに会ったんですけど、まったく会話は途切れずに6時間しゃべっていたんです。気付いたら。当時から話しやすいな、気が合うなって思ったんですけど、それがより深まっていて…。久しぶりに話したら、「あれ?待って、こんなに話しやすかったっけ?」みたいな感じで、時間経っても、あせない絆がうちらには出来上がっているんだって思ったらめちゃくちゃ嬉しかったです。
――今どんな方に感謝の気持ちが芽生えていますか?
高山:やっぱりファンの方が「アイドルのカズミン好き」とか「応援してよかった」と言ってくださる言葉がホント嬉しすぎて「じゃあ頑張ろう!」って思えたし、こういう発言をアイドルが言うのはテンプレだと思ってたんです。「ファンの方のために生きてます」みたいな。だけど、それが自分がアイドルになることによって、めっちゃくちゃ本当にそう思うというのがわかって、アイドルがすごい好きになりました。
――乃木坂46に出会った人生は、どんな人生ですか?
高山:間違いなく一番いい人生で、もし生まれ変わって「どんな豪邸に住めるよ」とか「超モテるよ」とか言われたとしても、この同じ人生をもう一回、一からやり直したいというぐらい、本当に本当に最高の人生で、ピークだと思います。みんな優しいから「この先もピークはあるよ」とか言ってくださるけど、たぶん今が一番ピークだと思います。でも、ピークを迎えられずに死ぬよりは、こんなピークを迎えて今後生きていけるというのは、めちゃくちゃ嬉しいから。めちゃくちゃ幸せでした。
――高山さんが乃木坂46として最後の公演となる『乃木坂46 真夏の全国ツアー2021 FINAL!』に向けた想いを教えてください
高山:アイドルらしからぬ事とかもしてきちゃったけど、ステージの上ではキラキラ輝きたいなというのは、ずっとあったんで、最後のステージはアイドルになりたい。っていうのが理想です。
(『ABEMA NEWS』より)
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