日本将棋連盟による公式戦は、藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖)が12月2日に順位戦B級1組の9回戦で近藤誠也七段と対戦する。11月21日、24日と珍しく黒星が続いた藤井竜王だが、初のA級入りを目指す大事な一局で、さらに白星を伸ばせるか。竜王戦1組ランキング戦では、羽生善治九段が3日に登場。本戦出場を目指す戦いのスタートを切る。主な対局は以下の通り。
【中継】順位戦 B級1組 第9回戦 藤井聡太竜王 対 近藤誠也七段
11月29日(月曜日)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 佐藤康光九段 対 梶浦宏孝七段 (ABEMA・携帯中継)
日本将棋連盟の会長として多忙な佐藤九段だが、今年度の勝率は7割超えと絶好調。久々のタイトル挑戦にも近づいてる。梶浦七段は11月17日の「将棋の日」に結婚したことを発表したばかり。大先輩相手ではあるが、勝利を家庭に持ち帰ることができるか。持ち時間は各40分で、先手・後手は振り駒で決まる。
朝日杯将棋オープン戦二次予選 糸谷哲郎八段 対 阪口悟六段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 斎藤慎太郎八段 対 出口若武五段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 糸谷か阪口 対 斎藤慎か出口 (携帯中継)
11月30日(火曜日)
お~いお茶杯王位戦予選 広瀬章人八段 対 八代弥七段 (携帯中継)
お~いお茶杯王位戦予選 古森悠太五段 対 池永天志五段 (携帯中継)
王座戦二次予選 中川大輔八段 対 窪田義行七段 (携帯中継)
王座戦二次予選 杉本昌隆八段 対 山崎隆之八段 (携帯中継)
12月1日(水曜日)
王座戦二次予選 森内俊之九段 対 増田康宏六段 (携帯中継)
王座戦二次予選 高見泰地七段 対 中村太地七段 (携帯中継)
王座戦二次予選 阿部隆九段 対 澤田真吾七段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 丸山忠久九段 対 杉本和陽五段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦女流順位戦A級 里見香奈女流四冠 対 加藤圭女流二段 (携帯中継)
12月2日(木曜日)
順位戦B級1組 屋敷伸之九段 対 佐々木勇気七段 (携帯中継)
順位戦B級1組 藤井聡太竜王 対 近藤誠也七段 (ABEMA・携帯中継)
8局を終えて7勝1敗の好成績を収めている藤井竜王。本局を含めて残り4局を全勝すれば、文句なしで初のA級が決まる。残り5局で7戦全勝の佐々木勇気七段、残り4局で6勝2敗の千田翔太七段を加えた3人が、上位2人までの昇級枠を争う展開だ。近藤七段は、2勝5敗で残留争い。1つでも白星が欲しい。持ち時間は各6時間で、先手は近藤七段。
棋王戦挑決トーナメント 永瀬拓矢王座 対 豊島将之九段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 森下卓九段 対 戸辺誠七段 (携帯中継)
12月3日(金曜日)
竜王戦1組 羽生善治九段 対 佐藤和俊七段 (ABEMA・携帯中継)
竜王獲得7期を数える羽生九段が、藤井竜王への挑戦を目指して今期の1組ランキング戦をスタート。昨期は1組4位で本戦に進んだが、梶浦宏孝七段に敗れて挑戦権獲得はならなかった。通算タイトルは99期まで積み上げており、自身初タイトル、永世七冠を達成したこの竜王戦で、タイトル100期への挑戦権に近づけるか。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
竜王戦6組 冨田誠也四段 対 横山友紀四段 (携帯中継)
お~いお茶杯王位戦予選 日浦市郎八段 対 伊藤匠四段 (携帯中継)
王座戦二次予選 井上慶太九段 対 大石直嗣七段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 菅井竜也八段 対 西田拓也五段 (携帯中継)
(写真提供・日本将棋連盟)