“頼もしき姐さん”上田初美女流四段のかっこいい言葉たち「終わったことは変わらない」「日付越えてもやりますよ」/将棋・女流ABEMAトーナメント
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 女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント決勝、チーム西山とチーム加藤の対戦が12月6日に放送された。フルセットまでもつれ込んだ戦いはファンを大いに楽しませる結果となったが、盤外での活躍もまた大会の大きな魅力だった。中でも、言葉という点において光ったのがチーム西山の上田初美女流四段。自分や仲間を鼓舞する頼もしい言葉の数々に、ファンからも「上田さん、かっこいいな」という声が多数集まった。

【動画】チーム西山をまとめた頼もしい上田初美女流四段

 チーム最年長の上田女流四段は、タイトル2期の実績を誇る棋力はもちろんのこと、そのメンタルの強さがこの大会でも、かなり注目された。チームメイトの西山朋佳女流二冠、山口恵梨子女流二段が控えめ、もしくは弱気なコメントをしようものなら、すぐさま「大丈夫ですから」「やってもらわないと困ります」など、はっきりとした言葉でどんどん背中を押した。決勝では第1局、第2局と連勝。最終第9局では惜しくも加藤子清麗に敗れ優勝は逃したが、その堂々とした様子も好評だった。

 心強い言葉は、対局間にどんどん生まれていった。勝ち星に恵まれなかった山口女流二段が「勝ちたかったなぁ」とうなだれていたところ、上田女流四段は「終わったことは変わらないから」と、あっさり。負けを引きずるよりも次の勝利に向けて気持ちを切り替えるべきと、笑顔で簡潔に伝えると、ファンからも「初美の貫禄よw」「初美先生サバサバ」「初美さんの性格好き」といった声が寄せられた。

“頼もしき姐さん”上田初美女流四段のかっこいい言葉たち「終わったことは変わらない」「日付越えてもやりますよ」/将棋・女流ABEMAトーナメント

 また最終第9局の直前、監督の藤井猛九段が「長い戦いも最終局まで来ました。千日手指し直しになるかもしれないけど」とジョークを飛ばすと、これにも上田女流四段は「日付越えてもやりますよ」と、夜通しの戦いも辞さず、むしろ望むところといった強気発言。これに、またもやファンが沸き「上田さん、かっこいいな」と盛り上がった。

 どことなく抜けた感じも持ちながら圧倒的な強さを誇った西山女流二冠、戦いの度に感極まっていた山口女流二段という個性をしっかりまとめた頼れる姐さん、上田女流四段。準優勝という誇れる結果が出たのも、この精神的支柱のおかげだ。

◆第2回女流ABEMAトーナメント 第1回は個人戦として開催され、第2回から団体戦に。ドラフト会議で6人のリーダー棋士が2人ずつ指名し、3人1組のチームを作る。各チームには監督棋士がつき、対局の合間にアドバイスをもらうことができる。3チームずつ2つのリーグに分かれ総当たり戦を行い、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。チームの対戦は予選、本戦通じて、5本先取の9本勝負で行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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