“Instagramは悪影響”論に柴田阿弥「人と比べないようにしましょう、という話をしていく方が現実的なのでは」
スタジオでの議論の様子
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 若者への悪影響が指摘されているFacebook(現Meta)傘下のInstagram。同社では今後フィードの時系列表示など、若年層のユーザー保護に向けた機能を導入する考えを示しており、8日には責任者のアダム・モセリ氏がアメリカ議会上院の公聴会に出席、摂食障害の温床になっているという批判や、アルゴリズムが“中毒性”があるといった批判に応えた。

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“Instagramは悪影響”論に柴田阿弥「人と比べないようにしましょう、という話をしていく方が現実的なのでは」
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 9日の『ABEMA Prime』に出演したEXITのりんたろー。は「インスタに限らず、SNSというのは中毒性を目指して作るものだと思うし、悪影響もあれば、良い影響もあると思う。ただ、時代も変化していってるし、見せ方や投稿するものに対しては制限を加えていく必要があるのかもしれない」、兼近大樹は「全てのものには悪影響があると思うし、逆に、これが絶対に良いものだ、これが良い影響だということはわからない。例えば僕はゲームが大好きだけど、昔から悪影響があると言われているし、大人はタバコやお酒の悪影響を知りながら、“嗜みだ”“ストレス解消だ”と言って楽しんでいる」とコメント。

 アメリカ出身のパックンは「テレビ、映画、雑誌だって悪影響を与える場合もあるし、出てくる人たちもティーンエイジャーのお手本になる人ばかりではないかもしれない。そもそもメディア企業は、株主の利益が出るように行動しないと責任を全うしたことにはならない部分もある。ただし、FacebookやInstagramのアルゴリズムは、ユーザを守るために微調整を加えることができるはずだ。それなのに、悪影響が出ると分かっていながら、それに目をつぶって開発を進めていた、その責任は問われるべきだと思う」と指摘。

 これに東洋経済新報社の山田俊浩・会社四季報センター長も「フェイクニュースの問題とも似ているが、SNSによって情報が広がることで役に立つという側面もあるので、リテラシーをどう養うかが必要だ。FacebookはMeta社になってからも株価が下がっているし、株主も短期的な利益ではなく、中長期的なことを考えた方がいい、という方向に向かい始めているのかもしれない」と応じた。

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 また、フリーアナウンサーの柴田阿弥は「インスタには、みんな一番かわいい、キラキラしたものを載せると思う。だから他人と自分を比べやすい人は、“こんないい暮らしをしているんだ”と思ってメンタルを病んでしまう。でも私の場合はTwitterのクソリプや不快なバズの方がイヤで、むしろインスタに行くとかわいい、キラキラしたものしかないから安らぐ。そのくらい人それぞれだと思うし、SNSを無くすのは不可能だと思うので、人と比べないようにしましょう、こういう向き合い方をしましょう、という話をしていく方が現実的なのではないか」との見方を示した。(『ABEMA Prime』より)

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