今の世の中では、あまり数が多くなくなってきた師匠と弟子という関係性。それが将棋界には、まだしっかりと根づいている。プロ入りの条件として、誰か師匠がいないといけないからだ。その師弟がタッグを組んで戦う「第1回ABEMA師弟トーナメント」は、12月29日から対局の模様が放送される。開幕に先立ち、この大会を着想した日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(52)が取材に応じ「将棋界、棋士にとって師弟関係は礎」と語り、さらに師弟ともに現役で戦えることには「将棋界の成功者」と表現した。