鈴木おさむによるソリッド過ぎる愛憎劇『奪い愛』シリーズ最新作であり、観月ありさ主演の連続ドラマ『奪い愛、高校教師』(ABEM&テレビ朝日共同制作)。第3夜では三太(大谷亮平)の愛を我が物にするべく、松本まりかはウエディングドレス姿で婚姻届けを持って迫り、観月ありさは真っ赤なドレス姿でバイオリンを持ってロッカーから飛び出す。鬼才・鈴木おさむならではのカオスな展開が爆誕する。
本ドラマは『奪い愛、冬』、『奪い愛、夏』に続く第3弾。大谷亮平扮する高校教師の前に狂気的純愛を持った女性たちが次から次へと現れ、そのハートを奪い合う。多くの視聴者から寄せられた新シリーズを望む声に応えた結果、ラブバトルも数段パワーアップした。
灯(岡田奈々)とのキスで風邪をうつされた三太(大谷)は、婚約者の華子(松本)がいるのにも関わらず、灯の事が頭から離れない。そのキスを目撃している華子は灯に対して「愛は奪っちゃだめなんだな~!」と迫り、髪の毛をむしり取る。母・露子(観月)が三太に恋していることも知っている灯は純愛狂女たちの板挟みとなり、三太を忘れるためにフルートを捨ててしまう。だが三太からフルートを吹く素晴らしさを熱弁された灯は、三太への気持ちを抑えることが出来ず、再び刀竜湖でフルートセッションすることを提案する。
露子と華子にウソをついて刀竜湖にやって来た二人は、これが二人にとってのラストフルートセッションとばかりに『もののけ姫』を演奏。体に電気が走った灯が「たくさんたくさん好きでした」と感謝を述べると、三太は灯を強く抱擁。想いを断ち切れない灯は、再び三太にキスをしてしまう。そんな二人の姿を森の中から双眼鏡で覗いていたのは、全身アーミーファッションの露子。露子は帰宅した灯を嘘つきと罵り、手術用メスを振り回してフルートを外に放り投げてしまう。
華子もまた三太のウソを見抜いていた。華子に対して、大学の友人・タカシと会うとウソをついていた三太。華子が待つ自宅に帰ると、そのタカシが華子の手によって部屋に軟禁されていた。
翌日、灯は学校を休む。その代わりに現れたのは露子だった。三太とこの日初めて会ったかのような素振りを見せる露子は、生徒に手を出す教師がいると校長に訴え、屋上から「この学校には生徒のことを好きだとかいう色魔がいる~!」と絶叫。三太を休職に追い込んでしまう。
傷心の三太の自宅にやって来たのは、灯に密かに想いを寄せる女生徒・五月。五月は灯のために、三太に今日が灯の誕生日だと教える。だがそのやり取りは、華子が部屋に仕掛けた盗撮カメラですべて記録されていた。
夜の音楽室で待つ三太のもとを訪れたのは、灯。喜ぶ三太はフルートを誕生日プレゼントとして渡す。それを受け取った灯は三太への抑えられない気持ちを改めて打ち明け、唇を重ねようとする。次の瞬間、地響きのような奇声と共にウエディングドレス姿の華子が部屋に飛び込んでくる。その手には婚姻届けが握りしめられており、灯に愛を奪われる前に三太に対して結婚を迫る。
突然の出来事にあ然とする三太と灯。すると背後にあるロッカーの扉が激しい音を立てて開き、中からバイオリンを持ったレッドドレス姿の露子が参上。初めて三太とセッションした『情熱大陸』のワンフレーズを弾きながら、今まで言えなかった三太への愛を叫ぶ。
三太と灯は異次元のような修羅場から逃げ出し、屋上へと辿り着く。愛を拒絶された露子は手術用メスを振り回し、「転落して目を覚ませ!」と三太を際まで追い詰める。三太は屋上から落ちそうになるが、寸でのところで庇った華子が三太の代わりに転落!闇夜に灯の悲鳴が響き渡る。悲しきフィアンセ・華子は純愛を前に命を落としてしまうのか?奪い愛の末に三太のハートは誰の手に?『奪い愛、高校教師』はABEMAにて最新話まで配信中。
『奪い愛、高校教師』
番組URL: https://abema.tv/video/title/90-1608
ABEMA放送日程: 第4話 12月30日(木)夜9時~、テレビ朝日放送日程:第4話 12月30日(木)深夜0時50分~
脚本:鈴木おさむ、音楽:沢田完、演出:小松隆志
出演:観月ありさ、大谷亮平、岡田奈々、松本まりか