新型コロナの流行や東京五輪・パラリンピックなど、さまざまなトピックがあった2021年。人口減少と高齢化が進む日本には、今後どのような未来が待っているのだろうか。
ニュース番組『ABEMAヒルズ』の新企画「徳永有美のちょっと一言よろしいでSHOWか」では、米・イェール大学助教授で経済学者の成田悠輔氏、『egg』編集長の赤荻瞳さん、同誌モデルのみりちゃむさん・えりぴさんらと共に「ニッポンの未来」をテーマに議論を行った。
今後の日本の未来について「ネオ江戸時代」を挙げた成田氏。「新型コロナの感染が拡大してから、日本は鎖国している」とした上で「外国人が日本に入りづらくなった。これまでも日本に外国人がガンガン来たわけではない。もともと少なかったのに、今後はもっと外国人が入れなくなっていく。人の行き来がなくなって鎖国が進むだろう。昔は日本はものづくりが盛んで、世界中に物を売っていた。今は、その力が衰えている。自動車はまだ強いが、家電は弱くなってきた。江戸時代にあった鎖国の21世紀版が起きると思う。外国で必要とされる優秀な日本人は日本を去っていく。友達もシンガポールに移住した。ちょっと悲しい鎖国時代になるかもしれないと、頭の片隅に置きながら考える必要がある」と語った。
一方で、『egg』の赤荻さん、みりちゃむさん、えりぴさんは以下の回答だった。
【日本の未来、どうなってほしい?】
赤荻さん(25歳)・・・GAL(ギャル)増加
みりちゃむさん(19歳)・・・戦争しなきゃそれでよし!!
えりぴさん(17歳)・・・圧をなくす。
理由について、みりちゃむさんは「自分の人生で争い事が嫌い」とコメント。「TikTokで見つけた戦争関連の動画を見たり、ひいおじいちゃんの話を聞いて『戦争は嫌だ』と思った」と述べた。
また「ギャル増加」を挙げた『egg』編集長の赤荻さんは「ギャルが増えたら日本がめちゃくちゃ明るくなる。ギャルマインドを持つ人が増えてほしい」と回答。赤荻さんの意見に成田氏は「ギャルっぽいマインドを持った人は増えるといいと思う」と共感を示し、「経営者や政治家などの偉い人と日本の未来について話すと、暗い話ばっかりになる。少子化や高齢化といったどんよりしている問題に、大きなイノベーションをどのように作り出すか、起死回生を求めがちだ。でも、ハッピーに暮らす方法に“超イノベーション”は要らないし、幸福に暮らす方法はたくさんある」と語った。
「圧をなくす」を挙げたえりぴさんは「今はネットでお金を稼げるような時代なのに、職についてない時点で『ニートだ』と言われる。稼いでいるのにニートみたいな圧をなくしたい」とコメント。えりぴさんの意見にみりちゃむさんも「圧って嫌だよね」と共感し、「見た目で判断されるのはギャルとしても生きづらい」と話した。
徳永アナも日本の未来に必要なものとして「優しくほっとき合える社会」を提案。成田氏も「(圧を)気にしないような、ギャルマインドを持った日本人が増えてくるといいと思う」と理解を示していた。(『ABEMAヒルズ』より)
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