『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、お笑いコンビ・ロッチ(中岡創一、コカドケンタロウ)がしくじり先生として登場。「頑固なのに優柔不断でいろんな人に迷惑をかけちゃった先生」として授業を行った。
【動画】ロッチ・中岡が絶縁された父からもらった手紙全文(43分頃〜)
番組には、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、高山一実、山本舞香、MY FIRST STORYのHiroらが出演。
父親の反対を押し切って芸人になったものの、人生初の彼女ができた途端に、結婚資金を貯めるため芸人を辞めて就職を決断した中岡。父親のコネで愛知の工場に就職できたが、最初は「男が1回やるって決めたことを10年続けずにどうする」と大反対されたという。
またしても反対を押し切る形で就職した中岡は、大阪の彼女と遠距離恋愛をしながら働き始め、4年半で300~400万円ほどの貯金を作った。
しかし、ある日彼女と電話をしていた中岡は、彼女がどこか暗いことを不安に思い、焦って電話でプロポーズ。これに彼女は「結婚は考えられません」と返答し、2人は別れることになったという。
”芸人”と”彼女”の両方を失い絶望した中岡は、コカドや友達と沖縄へ傷心旅行をしに行き、そこで楽しい時間を過ごした。そして沖縄から帰ると、実家に行って「工場を辞めてもう一度芸人になる」と宣言したという。そう伝えた瞬間、中岡は父親から思いきり殴られ「今後中岡を名乗るな」と絶縁を言い渡されてしまった。
そんなことがありながらも、芸人生活を再開した中岡は、コカドとロッチを結成。『キングオブコント』で優勝することを2人の目標に据えた。
そして2015年、決勝に進出したロッチは1本目のネタで当時の歴代最高得点を叩き出し、ダントツのトップに立った。誰もが優勝を疑わなかったが、ロッチは2本目のネタで大スベリ。惜しくも優勝を逃してしまった。
しかし、この大スベリは意外なところからの反響があった。番組を見た中岡の父親から手紙が届き、人生で初めて褒められたという。手紙には「今回のキングオブコントで得たものも1000万円に匹敵すると思う」などの励ましの言葉や、「昨今の中岡創一は実に充実していると思う」という応援の言葉が書かれていた。
吉村は「『中岡を名乗るな!』と言って、ここで『中岡創一』って書くのがいいですね」と感動した様子。若林も「粋だよね」と頷くと、中岡も「僕も嬉しかったです」と心に染みた様子だった。