10日、“足関十段”の異名で知られる総合格闘家の今成正和(今成柔術)が、独自ルールで寝技最強を決する禁断の大会「IRE(今成ロール・エクスタシー)produced by 高橋サブミッション」を開催する。改めて大会名である「IRE」について問われた今成は「今成ロールでイって欲しい」とニヤリ。不敵な笑みを浮かべた。
【視聴する】IRE(今成ロール・エクスタシィ)produced by 高橋サブミッション
同大会の最大の特徴は、寝技状態からの掌底を認めているところ。本ルールを採用した理由について、今成の弟子でIREプロデューサーの高橋“SUBMISSION”雄己は「異端な大会。閉塞感のある日本のグラップリングに何か起爆剤になるといい。一石を投じる結果になれば」と期待を寄せる。
団体、競技の垣根を越えて参戦する実力者にも注目が集まる。RIZINにも参戦し、セミで寒河江寿泰と対戦する倉本一真は「やってみないと分からない」としながらも「エグイのが打てると思う」と自信をのぞかせる。またブラジリアン柔術世界選手権で準優勝の実績を持ち、メインで今成と対戦する石黒翔也は「打撃はやったことない。今もやっていない」と言いつつも、未知の大会、さらに今成との対戦に臆する様子はない。
「グラップリングだけだと出る人が少ない。『叩いていいなら勝てる』と思う人が出てきたら楽しい。強い人がどんどん出てくるだろうから、最高じゃないですか」
寝技最強を決める禁断のグラップリングショーに向けて意気込みを語った今成。実力伯仲、打撃アリの独自ルールで繰り広げられる戦いから目が離せない。
【対戦カード】
▼メインイベント 前日68kg契約
今成 正和 vs 石黒 翔也
▼セミナファイナル 前日63kg契約
倉本 一真 vs 寒河江 寿康
▼第3試合 前日65kg契約
魚井 フルスイング vs 村田 卓実
▼第2試合 当日51.5kg契約
杉内 由紀 vs 石黒 遥希
▼第1試合 無差別級契約
ジェイク・ムラタ vs 清水 俊一
▼オープニングファイト 前日65kg契約
福山 祐平 vs 大嶋 聡承