十七世名人にして、タイトル通算27期のレジェンド・谷川浩司九段(59)。「光速の寄せ」の異名のもとに一時代を築いた名棋士は、次々と出てくる新たな才能に刺激を受け続けている。「第1回ABEMA師弟トーナメント」には、弟子の都成竜馬七段(31)と出場するが、28歳離れた弟子の感覚、さらにはその世代の棋士たちと触れることで、若い感覚に触れられている。「弟子がいなかったら、今の20代との接点も難しかったでしょう。彼らの考え方、感覚を吸収できることがある」のが、若い感性を持ち続けられる理由だ。