「無形=無料が当たり前じゃない」“表現者の苦悩”を描いた漫画が話題
【映像】ABEMAでみる

 “表現者の苦悩”を描いた漫画がTwitter上で話題となっている。

【映像】「『技術へのリスペクトの欠如』を表現」 投稿者が感じている苦悩を直撃取材

 話題を集めているのは、パントビスコ(@pantovisco)さんが、「形ないものを生業としている人達が大きく頷く漫画」とコメントを添えて投稿した画像。バイオリニストと八百屋さんの会話を描いたこの漫画では、八百屋さんから「1曲弾いてください!」と頼まれたバイオリニストが快く演奏を披露する。そして、演奏後に「八百屋さん、りんごを1つください!」と頼むと「売り物ですから無理ですよ」と笑顔で断られてしまい、何とも言えない表情になるバイオリニストの姿が描かれている。

 このツイートを見た人からは「すげぇわかる……」「埋められない価値観の隔たりを感じる」「八百屋さんの悪気ゼロな表情がグサッとくる」「無形=無料が当たり前やないぞ」と共感する声など、様々な反響が寄せられ、投稿には約10万件の“いいね”が押されている(※数字は2月21日16時データ)。

 ニュース番組『ABEMAヒルズ』は、投稿主のパントビスコさんを取材。漫画を描いたきっかけについて「音楽やダンス、美容など“モノ”ではなく、技術を施してお金を得ている方達の苦悩を、分かりやすく表現したかった」と説明。さらに、伝えたかったことについては「漫画内の八百屋さんは『培ってきた技術や経験』に対し『リンゴ1個分の価値はない』と捉えられかねない判断をしました。演奏の上手い・下手やリンゴの美味しい・不味いはどうであれ、“形あるもの“の方が断然価値があると思っている『技術へのリスペクトの欠如』を表現しました」と話した。(『ABEMAヒルズ』より)

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