加護亜依が極楽とんぼに悩みを相談する中で、「幸せに魅力を感じない」というストイックさを持っていることがわかった。
10日(木)、ABEMAにて極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が出演する新番組「迷えるとんぼちゃん」#2が放送。この番組は、芸能界の荒波を30年以上乗り越えてきた極楽とんぼが、毎回ゲストと本音でぶつかり合う超爽快お悩み相談バラエティ。
今回のゲストは34歳になった元モーニング娘。加護亜依。アイドルとして人気絶頂の時、週刊誌に未成年喫煙をキャッチされて1年間の謹慎生活を送った過去を持つ。
加護には「幸せをとられたくない」というポリシーがあり、円満な私生活を見せることに抵抗がある様子。「私自身が、幸せに魅力を感じていない」と意味深に語ると、加藤は「闇が深そう(笑)」と苦笑いだった。
加護は「自分の幸せが美しいってあんまり思わない」「満たされることが嫌だ」「飽きちゃう」と闇深さをチラリ。「幸せになるまでの段階が好き」とストイックさを覗かせた。
加藤は「(いまの器の大きさで)幸せが満たされたら、次はその器が大きくなるだけ。だから満たされていい」「『満たされるのが嫌』って、ちょっと嫌な言い方かもしれないけど、小さい頃からまわりの大人が全部やってくれて、満たされる状況にずっとあったからじゃないか」「怖いんじゃないか」と分析した。
加護は「怖いというより、(モー娘。時代は)それぞれにファンがいて、一人じゃ(客席が)埋まらないものだったので、『この人のファンを自分のファンにしなきゃいけない』って教わってきた。そういう環境が続いていた」と、自分にファンがついているだけでは許されなかった教えを告白。加藤は「満たされるまでの過程が好きなんだ」「もうすぐ満たされるってなると、怖くなるんだ」とうなずいた。
その教えが身についているせいか、加護は、「満たされると、飽きちゃうことがある」と語り、「Amazonも、カートにめちゃくちゃ入れて、買わない。買うと満たされちゃうから、3個くらい買って、(わざと残して)後で買おうとする」「LINEも、(全部見ないで)ちょっと残す。(通知を)ゼロにしない。私、変なのかな?(笑)」と不思議な習慣を明かした。
加藤は「もう、いいって」「向上心はわかる、枯渇してのどが乾いている状態じゃないと、って思うのもわかるんだけど、もういいって」と説得。加護は「じゃあ幸せです……って言っていいんですかね?」と、素直に幸せそうな顔を浮かべた。
元AKB・西野未姫は、「アイドルあるあるなのかも」と共感。「いま自分が完璧な状態を作っていると怖い。次に不幸が来ちゃうかもって思ったり、仕事が来ていても、それで満足している自分が怖くなる」「満足しちゃいけないんだ、って思っちゃう」と焦りを表現した。
加藤は西野にも「あなた自身が凄ければ、誰かが下からグーっと押してくれる。勝手に浮上していくもの。自分が頑張って売れる世界じゃないから」「まわりが見て決めることだから」と、自分の満足度は関係ないと力説した。
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