藤井聡太竜王、師匠の戦いにハラハラの連続「いやー、これは」「どうなんだろう」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
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 超早指し初体験の師匠に、天才棋士もハラハラしっぱなしだ。師弟による早指し戦「第1回ABEMA師弟トーナメント」のスピンオフ企画、チーム深浦とチーム杉本の対戦が3月12日に放送された。杉本昌隆八段(53)・藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)の師弟は、杉本八段が2敗、藤井竜王が1敗で、スコア0-3とまさかのストレート負け。思わず2人とも苦笑いといった様子だったが、ABEMAトーナメントでは個人・団体通して4連覇中の藤井竜王は、初参戦の杉本八段の戦いぶりに会議室で一人、ハラハラの連続となった。

【動画】師匠の戦いぶりにハラハラした様子を見せる藤井聡太竜王

 持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。初めて採用された第1回ABEMAトーナメントから対局も、参戦する棋士・女流棋士も増え、将棋界の中でも徐々に慣れのようなものが出てきたところだが、いくら練習を積んでも実戦してみるまではわからない、というのが多い感想だ。杉本八段も事前に数局、練習はしてきたものの、いざ本番となると苦戦が続いた。

 これを見守っていたのが藤井竜王だ。個人、団体と優勝しかしたことがないという、フィッシャールールの申し子のような存在だが、この試合でも第1局で深浦康市九段(50)に逆転負けを喫するなど、ルールの難しさをよく知っている。それゆえ、第2局で杉本八段が立ち上がりからゆったり考え、指す様に思わず「もう少し早く指してほしいけど…」と思わず本音が出た。

 この後も、藤井竜王は師匠の健闘を祈りつつも、苦しい展開に「んん。いやー、それは。ふふふ、どうなんだろう。ちょっと危ない気がするけど」「いやー、さすがにまずいんじゃ、これは…」と、心配する言葉が止まらない。結果的に第2局、第3局と杉本八段が連敗し、チームとしてストレート負けが決まった時には、「途中はいけそうだったけど」と、苦笑いするしかなかった。

 試合後には「初めて師匠とチームを組んで戦うということで、楽しみにしていたんですが、1局目で敗れてしまっていい形でバトンがつなげませんでした」と、自身の敗戦を反省。次回、リベンジの機会があれば、個人・団体4連覇中の王者として、師匠にフィッシャールール攻略法を伝授することもあるだろう。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】深浦康市九段、藤井聡太竜王に大逆転勝利
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【動画】師匠の戦いぶりにハラハラした様子を見せる藤井聡太竜王
【動画】師匠の戦いぶりにハラハラした様子を見せる藤井聡太竜王
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藤井聡太竜王、師匠の戦いにハラハラの連続「いやー、これは」「どうなんだろう」/将棋・ABEMA師弟トーナメント