タレントのでか美ちゃんがロシア人YouTuberに寄せられるアンチコメントについて言及。「ある意味、平和ボケしている」と苦言を呈した。
13日、ABEMA『ABEMA的ニュースショー』では、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、反戦を訴える日本在住ロシア人YouTuberの覚悟にスポットが当てられた。
ロシアで生まれ育ち、10年前に来日。現在はYouTuberとして活動するラナさんは、今回のウクライナ侵攻が開始された翌日に声を上げた一人。母国の行為に対しては時折り声を震わせながら「皆さんに顔を合わせられない。ロシアがやっていることは、恥ずかしいとしか思わない」と話す。先月27日には東京・渋谷で行われたウクライナ人による反戦デモを取材。親や親せきがウクライナにとどまっており、いとこが戦争に行ったと話して涙を流すウクライナ人女性と涙ながらに無言のハグを交わしている。
この状況下において、反戦デモで多くのウクライナ人が集う場所に身を投じた理由についてラナさんは「ロシア人として何かできることがあるのではないかと思った。ロシア人として、私も、私の周りの人たちも、ロシア国内にいる友達も、皆が戦争に反対していることはウクライナ人の方にお伝えしたかった。日本人の方の寄付や応援コメントも増えた」と述べる一方で「最初は怖い気持ちもあった。直接ウクライナ人の方と会って『アナタは悪くない』と言われて救われた。さらに頑張りたい気持ちになった」と続けた。
ラナさんの話を聞いた千原ジュニアが「この番組でもウクライナの方がロシア帝国は嫌いだが、ロシア人は好きというコメントもあった」としたうえで、視聴者の反応について問いかけるとラナさんは「たぶん、ロシアとウクライナの問題だけではなく、YouTubeやっている人にはアンチコメントがあったりもする。ただし、この問題でもアンチコメント、言い方がひどい意見など色々なコメントがある。それでも応援のコメントも増えた。割合からするとそんなに変わりはない」と応じた。
すると、でか美ちゃんは「批判的なコメントは本当は1件でも、この状況であればあってはいけない。日々のルーティンになっていると思う。書けるところを探して書いているだけ。傷つかないで欲しい」と訴えた。また「ある意味、平和ボケしている。この戦争が自分に関係ないと思っているからそうした酷いコメントを書ける。覚悟を持って声を上げていただいているロシア人、ウクライナ人の方がいる以上、自分たち日本人はもっと言っていいんだなと思った」と憤りを露わにし、自らの考えを新たにしていた。
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