抑えきれぬ欲望に身を任せる女性たちの赤裸々な姿を描く、ABEMAプレミアム限定のオリジナルドラマ『私が獣になった夜~season3/好きになっちゃいけない~』。第3夜では、AKB48の篠崎彩奈が会社でも私生活でも地味なメガネ女子に変身。『動物戦隊ジュウオウジャー』中尾暢樹扮するワイルドな隣人との奇妙な交流を通し眠っていた欲望が開花、危険な一夜に咲き乱れる。
髪型も服装もすべてが無個性な典子(篠崎彩奈)は、隣人・竜之介(中尾暢樹)の姿にビックリする。髭面で手にはタトゥーのいかついヴィジュアル。不特定多数の女性が部屋に出入りし、「痛気持ちい」「もっとガンガンやって」などと交わされる会話も怪しい。明らかに近寄りたくない存在。しかし典子は何故か興味を惹かれていく。
ある日の夜、お互いの部屋のベランダで偶然顔を合わせた二人。気さくに話しかけてくる竜之介の意外なピュアさと優しそうな笑顔に、典子はドキッとしてしまう。そして翌日の夜に道端で竜之介に出くわすと、典子はいきなり大号泣。会社ではキラキラ系女子たちに囲まれて孤立。親からはお見合いを強引に勧められる。典子の心は爆発スレスレだったのだ。缶ビールを飲み干す典子は竜之介を相手に愚痴を吐き出し、竜之介はそんな典子に自分の上着をかけてあげたりする。
すっかり泥酔した典子が目覚めたのは、なんと竜之介の部屋。何も覚えておらず驚く典子に竜之介は昨晩の泥酔ぶりを説明し、部屋の鍵が見つからず仕方なく自分の部屋に泊めたと状況を語る。見た目とは裏腹に「何もしていないから安心して」という優しい竜之介に心をほぐした典子は、今晩改めて竜之介の部屋で再会することを約束する。
もともと竜之介はサラリーマンだった。しかし疲れ果ててドロップアウト。すさんだ心境の中で出会ったもの、それがタトゥーだった。今では自宅を仕事場にして彫師として生計を立てていた。部屋に出入りしていた不特定多数の女性たちはタトゥーを彫りに来た客というわけだ。誤解が解けた典子は、竜之介の第一印象について「怖かった」などと正直に打ち明け、竜之介は腕に彫られたタトゥーの意味を説明する。曰く「今を生きろ」。
その言葉をきっかけに典子は自分の欲望をあらわに。自ら竜之介の唇を奪い、竜之介のリードに悶えていく。翼のタトゥーが彫られた竜之介の背中に手を這わせていく典子。竜之介はいかつい見た目とは裏腹に典子を優しく抱きしめ、すべての物事から典子を解放していく。翌朝、全裸で竜之介の部屋のベランダに飛び出した典子はこう叫ぶ。「私は竜之介のことが大好きだー!」と。地味系メガネ女子から脱皮し、朝日に向かって清々しい表情で叫ぶAKB篠崎。その自由奔放ぶりに注目してほしい。