女優・岸井ゆきの(30)が主演を務め、同じく女優の浜辺美波(21)がその親友役を演じる映画『やがて海へと届く』が、4月1日に公開される。同映画は、岸井演じる主人公「真奈」が、浜辺演じる親友「すみれ」が突然いなくなったことをきっかけに彼女の秘密を知り、“本当の親友”を探す旅を描いた物語だ。
『ABEMAエンタメ』では、岸井と浜辺に独自のインタビューを実施。映画の撮影秘話や、2人が考える“親友”について聞いた。
――オファーを受けたときの心境はいかがでしたか?
浜辺「岸井さんとは(以前)、一度作品で共演しました。女優さんとして気になり、たくさん作品を見ていたので、ご一緒できるのがとてもうれしかったです。勉強になるだろうなと思いました」
――2020年放送のドラマ『私たちはどうかしている』以来の共演となった岸井さんと浜辺さん。親友役ということで2人のシーンが多かったですが、お互いの印象に変化はありましたか?
岸井「(浜辺とは)撮影前の本読みの時に、改めてお話をさせていただきました。以前共演したときはあまりおしゃべりできなかったのですが、(今回話してみると)すごく明るくて気さくな方でした。楽しい雰囲気でインすることができて良かったです」
浜辺「仕草1つ1つや間、声のトーンがすごく人を引き付ける方だなという印象に変わりました。一緒に仕事をすると、また会いたくなったり、お仕事をしたくなったりするんだろうなという。愛される人柄だなと感じました」
――今回の作品で浜辺さんは、自らビデオカメラを持って岸井さんを撮影するシーンが特に印象に残っているそうですね。
浜辺「真奈とのシーンでは、すごく不思議な空間が毎回生まれていたような気がします。このシーンでは特別な、逃したくないような感情が湧いたので、ぜひカメラだけじゃなくてビデオカメラを通した映像での真奈を見てほしいなと思いました」
――作品のテーマの1つである「親友」について教えてください。
岸井「本当に難しいですよね。親友の定義って、言葉1つで“10”わかってくれるとか、そういうことなのかなと思ったんですよ。私の親友を頭に思い浮かべたときに、『1つ言えば“10”分かってくれる』みたいなことの繰り返しをしている気がします。2人だけの言語があることが私の中で1つのポイントなのかなと思いました」
浜辺「ドライバーさんとマネージャーさんでちょうどその話をしていたんですけれど、そのドライバーさんが『自分の臓器をあげることができる方を僕は親友と呼んでいる』と言っていて、『なるほど。そういう考え方があるんだ』と思ったんですよ。臓器は関係ないにしても、何か自分の大事なものを無償であげられる、見返りを求めずにあげられる人。言葉にすると難しいですけど、高校からの友達が私にとっての親友なんだろうなと思いました」
――最後に、映画の見どころを教えてください。
岸井「今はみんな大切な人がいるかもしれないけれど、その人がいついなくなるか分からないじゃないですか。真奈はそういう軌跡をたどっていく人なので、大切な人がいる方や大切な人を失った方に見ていただきたいです」
(『ABEMA NEWS』より)
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