5lackやPUSHIM、Rudebwoy Faceらが参加、ダンスホールを基調にR&Bやヒップホップを折衷した『AkaneAMG』から3年。ダンスホール・レゲエシーンを先駆する〈Magnum Records〉からシンガー・Akaneが最新EP『Baddaz』を4月4日(月)に配信リリースする。
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『Baddaz』のテーマは「2022, Dancehall」。キャリアを通してさまざまなジャンルを横断してきたAkaneは、パンデミックのなかであらためてダンスホールに回帰し、彼女なりの「2022年のダンスホール」を作り上げた。
EPには制作してきたデモのなかからシングルとして作りためていた4曲を再制作し直し、まとめて収録。客演にレーベルメイトのRudebwoy Face、プロデュースに日本を代表するStarBWoyWorks、LA/東京を拠点に活動するYue Cue、アレンジングに57moveを迎えた。
「パンデミックが始まり、Dancehallを大きな音で、仲間達、お客さんたちと、今までの環境で聴けなくなった。
そうなると何故かどうしてもDancehallを聴きたくなる。笑
世界のラジオから聞こえる音にもDanehall要素を探したくなった。
今までDancehallで会ってたみんなに会いたくなった。」
1."Hooked On You"
(Beat by Yue Cue/Recorded by 57move/Mixed by 57move/Mastered by SUI)
パトワ語で作詞された“Hooked On You”は「好きな人と踊るように、女の子たちをSexyに踊らせたい」という想いが込められた楽曲で、ビートメーカーにYue Cueが迎えられた甘いムードのダンスホール。
2. "美味美味Smoke feat. Rudebwoy Face"
(Beat by StarBwoyWorks/Recorded by DiamondNuts, 57move/Arrenged by 57move, Yue Cue/Mixed by 57move/Mastered by SUI)
ダンスホール・クラシックをサンプリングし、ヒップホップ的なアプローチも特徴的なStarBwoyWorksのビートの上で、レーベルメイトのRudebwoy Faceと言葉遊びやレゲエ・フレーズを散りばめた、プレイフルで煙たい一曲。
3. "BADAAZ"
(Beat,Recorded,Mixed by StarBWoyWorks/Mastered by SUI)
タイトル曲では同じ音楽を愛する人たち、ダンスホールでに集まる人たち、プレイヤーたちを愛を込めて「部族」と呼び、ダンサー、サウンド、オーディエンスの熱が爆発する瞬間を切り取る。アジアン・ヘイトへのメッセージも織り込まれた、日本人としてダンスホールを愛する自分、愛する人たちを力強くレペゼンする。
4. "New Day"
(Beat,Recorded,Mixed by StarBWoyWorks/Mastered by SUI)
EPの最後を飾るのは、Rudebwoy Faceの“Raggamuffin Life”(『JAM DOWN』収録)に感化されたという“New Day”。何を作ってきたかに囚われず「『今』と『これから』に生きてる」ことを歌い上げるこの1曲はクリエイティヴにかかわる人たちに、そしてAkaneが自分自身に向けて制作した1曲。バラエティに富みながらも、Akaneのブレない確固たる軸に、彼女のダンスホールがあざやかに浮かび上がる作品が完成した。