13日の外国為替市場で1ドル126円台をつけるなど、およそ20年ぶりの円安基調が続いている。
 先月16日、背景にあるのは、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会による、物価上昇抑制のための政策金利引き上げだが、一体どういうことなのだろうか。14日の『ABEMA Prime』では、元大蔵官僚で慶應大学大学院の小幡績准教授に話を聞いた。
 まず、何が為替相場を動かしているのか?その根本的な問いに小幡氏は「実は謎だ。私は一応、経済学者だが、教科書にも“3つぐらい考え方はあるが、決まった理論はない”と書いてある。いわば雰囲気とノリで決まる、つまり今の円はイケてない、ということだ」と笑う。