東京・神楽坂で売られているカプセルトイが、ある楽しみ方ができると連日売り切れになっている。
坂の途中のビルの一角にぽつんと置かれたカプセルトイの販売機。300円を入れてハンドルを回して出てきたカプセル。入っていたのは「誰!?」と思わず言いたくなるおじさんの証明写真だ。
考案者の寺井広樹さんも「正直、全く売れると思っていなかったので」と話す、この「赤の他人の証明写真」。カプセルに入れられた10人の写真が、1台に合わせて100枚入っているが、3月26日の発売以来、連日完売している。
「コロナ禍で人の顔が見れなくなってきた中で、証明写真が人の素顔に一番近いなというのがあったので。すごくエモーショナルですよね」(寺井さん)
マスクが当たり前の日常、さらに、SNSには“盛った”写真が多い中、包み隠さない素顔が映る証明写真の魅力に気が付いたという。
「その人の悲壮感みたいな。証明写真でその人の人生というかドラマが見えてくるんですよ。いろいろ想像してもらいたいんです。この人はこれからどんな仕事に応募しようと思ってるのかなとか、この人ってどういう名前なんだろう、みたいなことを想像するのもすごい楽しいと思いますので」
写真に映った顔を見てその人の人生を想像する。そんな楽しみ方がおすすめなようだ。
今回選ばれた「赤の他人」は考案者の知り合いだったが、驚いたことに「自分の証明写真を使ってほしい」と立候補する人が現れ、20人の応募があった。基準は「エモいかどうか」だそうで、次に向けて立候補者の中から 2人が選ばれる予定だ。(『ABEMA Morning』より)