23日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、現在コロナによって中国で発生した「チャイナドリーム」の実態があらわになった。
この日は「知れば知るほど勝てる気がしない…中国の本当の怖さSP」と題して、非常に高度な国家戦略をとっているという中国の実態にせまることに。ゲストには『月刊中国ニュース』編集長の中川コージ氏と、ノンフィクションライターの西谷格氏を招いた。
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにロックダウン中の上海では、フードデリバリーの需要が高まり、配達員の収入が急増しているのだという。同バイトの収入はロックダウン前はおよそ1日700元(約1万4000円)だったが、現在は2000元(約4万円)を稼ぐドライバーもいるのだという。
竹山が「配達員というのはロックダウン関係ないんですか?」と問いかけると、西谷氏は「彼らがいないとみんなの生活が回らない。いわゆるエッセンシャルワーカーとして、彼らは外に出てみんなのために食事を運んだり、トラックの運転手だったら物資を運んでいる」と、職業の特性上ロックダウン中でも働ける立場なのだと回答した。
西谷氏によれば、ロックダウン前に700元を稼いでいたドライバー自体が優秀で、そうした優秀なドライバーの収入は仕事の多い日でおよそ3倍になっているのだと解説。上海の物価はおよそ日本の半分くらいのため、西谷氏は「そう考えると日給8万円ぐらい稼いでしまうような世界」と換算してみせた。
さらにトラックドライバーが1日に1万元(約20万円)を稼ぎ、話題になった報道もあるという。これには竹山も「えー!」と驚愕。西谷氏は「まあ、ある種のチャイナドリームみたいなことが、ロックダウン(の上海)で起きているみたいです」と、現状について語った。