23日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、中国の高級ホストクラブで働いた経験がある人物が実態について語った。
【動画】中国高級ホストクラブでの実際の様子(1時間18分頃~)
この日は「知れば知るほど勝てる気がしない…中国の本当の怖さSP」と題して、非常に高度な国家戦略をとっているという中国の実態にせまることに。ゲストには『月刊中国ニュース』編集長の中川コージ氏と、ノンフィクションライターの西谷格氏を招いた。
番組ではライターとして中国に6年間潜入した西谷氏の「中国でのバイト」の数々を紹介。内容は「お寿司屋さん」「反日ドラマの日本兵役」「パクリ遊園地」「高級ホスト」といったもので、およそ6、7年前の就労経験になるという。
竹山が高級ホストについて採用基準や店舗数について問いかけると、西谷氏は「そんなにたくさんはなくて、私も上海で血眼になって探して2件とかしかなかった」と存在自体が希少だと説明。さらに「とにかく採用基準としては『背が高くなきゃダメだ』ということを言われた」と、店舗には190センチ以上がザラにいるほど身長が重要視されていたという。
身長がおよそ173センチだという西谷氏は「普通ぐらいなんです。だからなかなか指名がとれなくて」と、苦戦したことを告白。西谷氏によると、客室の外でズラリと並んでいたホストたちが呼びかけを受けて一斉に入室。ホストたちは客の前に並び、客が選ぶシステムだったそう。
番組レギュラーの古関れんが「富豪のお金の使い方は全然違う?」と問いかけると、西谷氏は「もともと高くて。ホストクラブの最低料金が10万円ぐらいかかる」と説明。ボトルが安くても2、3万で、それに加えてホストや部屋にいるボーイへのチップ支払うなど「なにかと金をとられる」と解説した。
西谷氏は「一緒に席にいた富豪の人たちは、一晩で多いと2、30万をざらに使っていたりしましたね」と明かしたが、竹山が客の職業について問いかけると「飲みの席なのでプライベートのことを聞くような感じじゃない。基本的にはサイコロを振るゲームで『イッキイッキ!』みたいなことをしたり」と、振り返った。
「日本のホストクラブみたいに『このお兄ちゃんを自分のお金でナンバーワンに育てる』みたいな文化はない?」と竹山が問いかけると、西谷氏は「あんまり競い合う文化はない」と回答。「その分働きやすさは中国のホストのほうが働きやすいんじゃないかな? という感じがしました」と、自らの印象について語った。