ラトビア人男性が来日後にリュック紛失…絶望するも日本人の優しさに涙「奇跡です」
【映像】涙ながらに取材を受けるアルトゥルさん
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 リュックを持ちながら泣いているのは、ラトビア人のアルトゥルさん。Twitterでは“日本推しラトビア人”としても知られ、32万人以上のフォロワーがいる。今回久しぶりに日本にきたアルトゥルさんが、なぜ大好きな地で泣いているのだろうか。

【映像】取材中に涙…感謝の気持ちを伝えるアルトゥルさん

「朝早くに電車に乗っていて、急いでいた。網棚にリュックを置き、もうひとつの大きいバッグを持っていたら、リュックのことを忘れてそのまま電車を降りてしまった」

 アルトゥルさんは日本に来て早々、パスポートやパソコンが入ったリュックを電車に忘れてしまった。大きいスーツケースを運ぶことに集中していて、気づいたのは電車を降りてコンビニに立ち寄ったときだった。

「ずっとめちゃめちゃ不安だった。不安すぎて時間の感覚もおかしかった」

ラトビア人男性が来日後にリュック紛失…絶望するも日本人の優しさに涙「奇跡です」
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 その後、友人の助けを借りながらカスタマーサービスに電話をしたり、終着駅まで行ってみたりしたものの、リュックは見つからなかった。諦めかけていたそのとき、奇跡が起こる。

「(電話で)『見つかりました。駅に来てください』と連絡があった。そのときはもう安心して涙がこぼれた。すみません……今も思い出して(涙)。電車に乗っている人も優しいし、駅員さんも優しいし、日本に感謝の気持ちがあふれた」

 なくしてから5時間後、無事にリュックを受け取ることができた。さらに、渡してくれた駅員さんからはこんなことを言われたそうだ。

「『もしかして、アルトゥルさん?YouTube見てます』と言われて、めちゃめちゃ嬉しかった」

 リュックが見つかったと報告したツイートには6.5万件の「いいね」がつくなど、Twitter上でも話題になった。

「失くしたのが日本でよかったです!奇跡です…涙」

ラトビア人男性が来日後にリュック紛失…絶望するも日本人の優しさに涙「奇跡です」
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 13歳の頃、アニメが好きになったことをきっかけに歴史や日本料理など、さまざまな日本文化に興味を持ったアルトゥルさん。日本語は5年半前から独学で学んだという。そして先月17日に、2年と5カ月ぶりに日本に来ることができた。白米、新鮮な海鮮、カリカリのメロンパンなど大好きな日本の食べ物がさまざまある中で、今回気に入ったものがあるようだ。

「最近は家系(ラーメン)にめちゃめちゃハマってしまった」

Q.家系ラーメンはご飯と一緒に食べますか?

「2回目(に行ったとき)はご飯があって、そこにちょろっと辛みそを乗せて一緒に食べてた。めっちゃおいしかった」

 アルトゥルさんは、WEB系の仕事をしながら7月中旬くらいまで日本に滞在する予定だ。最後に、日本とはどのようなところかを聞いてみると次のように語った。

「一つの言葉にすると、いろいろな意味で『優しい』。例えば、本がそのまま売られているんじゃなくて、ちゃんと本を守るためにカバーがされていて、帯もある。おにぎりは海苔のカリカリの食感を楽しめるように、特別なパッケージがされている。優しくさせようという気持ちでいるからこそ、できているんじゃないかなと思う」

Q.今回、荷物も見つかりましたしね。

「本当にそれは“THE 日本”だと思う」

(『ABEMAヒルズ』より)

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