7日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、新宿歌舞伎町の社会学を研究する現役慶應大生ライターの佐々木チワワ氏が、ホストクラブに女性が大金をかける理由を分析した。
【動画】会計800万!札束乱れ飛ぶホスクラ締め日の様子(1時間12分頃~)
この日はホストクラブのホストのナンバーワンの座を競い合う店舗の月の最終営業日である「締め日」を取材した様子をVTRで紹介。ナンバーワンを獲得したホストに800万円の支払いした驚きの女性客の存在もあった。
竹山は「プライベートのことだからなかなか話づらいと思うけど」と前置きして、女性客はどのような職業が多いのかと質問。佐々木氏は「お客さんの数で多いのは夜の仕事をされてる方々」と、風俗やキャバクラ、パパ活、ギャラ飲みといったことで収入を得ている人の割合が多いという。
コロナ禍の影響はあるとしながらも「夜の仕事で本気だして時間を割けると大体100万円は稼げる」と続けて「稼げる子は300万円とか400万円とかパパ活で“太いパパ”が何百万とかだけど、さっきの800万円とかでいくと経営者だったり仮想通貨で当たったとか」と推察。さらに「ホストクラブに通っている女の子で詐欺罪で逮捕されちゃっているケースとかもあるので、本当になにをして稼いでいるのか分からない子もいます」とも補足した。
佐々木氏はパパ活などは1対1だが、ホストクラブはホストたちが集団で動くため「単に担当(推しているホスト)のためにお金を使う『好き』というよりも、あそこで勝ちたいとか目立ちたいといういろいろな欲求が混ざった結果、大金に膨れ上がっていく」と、ホストクラブで大金が動く心理を分析。
「押しの弱い子はハマりやすい」と語る佐々木氏は「私がいままで出会ったホストで一番怖いなと思ったのは、初対面で『俺会社と学校辞めさせるのメッチャ得意だよ』って言ってきたホストがいた。なんとなく学校に通っていたり『とりあえず』で行っているような子は『俺のために生きろよ』という言葉が刺さる」と語って竹山をうならせていた。
「生きがいと承認、みたいな。実存的なものが根本にはあるのかな?」と佐々木氏がまとめると、竹山は「男も女も関係なくて『みんな一緒だ』というのは根底にある」として「女性と男性の恋愛観で言うと、相対的に多いという言い方をしますけど、女性のほうが圧倒的に『支えたい』といった恋愛をする人が多いじゃない? そういう構図のなかにバッチリハマるビジネスですよね」と指摘。佐々木氏は「そうですね。本当に『うまいな』と思って」と認めた。