これまで多くのアイドルや広告、ミュージックビデオなどの振付を手掛けてきた振付師の竹中夏海。
【映像】汗だくの柴田阿弥とアイドルたち(トレーニングの様子)
ニュース番組『ABEMAヒルズ』では、竹中が手掛けるアイドル専用ジムプロジェクトのトレーニング現場を取材。ここは竹中をはじめ、アイドルに必要な要素を知り尽くす講師陣が、スキルアップの手助けをしてくれる場所だ。ジムはアイドルだけが対象で、安全面とプライバシーにも配慮した施設になっている。
“アイドル専用”と掲げられたジムのトレーニング内容とはいったいどのようなものなのか。実際に番組キャスターの柴田阿弥が参加し、トレーニングを体験した。
「じゃあ、屈伸10回いきましょう」
まずはウォーミングアップの屈伸。普段のレッスンやライブ前に使える正しい準備運動の勉強から始まったトレーニングが、徐々に「ジム」の名にふさわしい内容にエスカレートしていく。
竹中によると「ダンスは部分部分を動かして、振り付けの輪郭をはっきりさせることが大事」だという。
「じゃあ、そのためにはどうするかっていうと、アイソレーションといって、体を部分的に動かすトレーニングをして、どの筋肉を使ったらどこが動くのか。これを自分で把握することが大切」
トレーニングに参加したアイドルも、合間合間でメモを取るなど真剣そのものだ。その後も、振付の部分練習からクールダウンまで、正しい身体の使い方をテーマにしたトレーニングが続いた。
フィジカル面・メンタル面、共にハードな業界で活躍するアイドルを目指せるよう、基礎を重点に置いたアイドル専用ジム。トレーニングを終えたキャスターの柴田に話を聞くと「とても疲れたが、不思議といつもより体が軽い感じ」と笑顔を見せる。また、一緒に汗を流したイケてるハーツのリーダー・橘莉衣も「私自身がダンスをするのがアイドルになってからだった。基礎レッスンを重点的にやったことがなく、基礎がしっかりしていればもっと上手にダンスできるようになるかなと思った。自分が足りなかったところを補って、もっと素敵なアイドルになれるように頑張りたい」と意気込む。
去年秋、アイドルの健康課題をテーマにした『アイドル保健体育』(CDジャーナルムック)を上梓した竹中。今回のアイドル専用ジムプロジェクトについて、竹中は「フィットネスジムというよりも、考え方はウェルネスジムに近いものを目指している」という。
「心身の健康だけでなく、社会的にも満たされた生き方を提案したい。心や身体のトレーニングも重要だが、アイドルを本当に健やかな意味で過ごすには、どうしたらいいか。身体のトレーニング以外にも確定申告だったり、カジュアルにカウンセリングに通えたり、心を落ち着かせるためにヨガをやったり、アイドルをまんべんなくサポートできる体制を作っていきたい」
ジムではダンスだけでなく、ボイストレーニングや筋力トレーニングの講師もアイドルであり、アイドルのセカンドキャリア支援にも重点を置いているという。(「ABEMAヒルズ」より)
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