テレビ、ドラマ、舞台など幅広く活躍してきたイケメン俳優・塩野瑛久も、今年でデビュー10周年。最近では、ABEMAのオリジナル恋愛番組『私たち結婚しました2』で、タレント足立梨花と“新婚生活”を送り、多くの女性ファンを虜にもした。この2人の共通点として盛り上がったのが、アニメ好きということ。番組内では専門店「アニメイト」でデートするシーンもあった。少年時代は典型的なヒーロー、バトルものが好きだったが、大人になってからハマったのが深夜帯の作品。アニメ界では「沼」とも表現されるが、その沼にハマるきっかけとなったのが「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)だった。
「リゼロ」は、作家・長月達平による小説を原作としたアニメ作品で、第1期が2016年4月から9月まで半年に渡り放送。第2期にあたる「2nd season」は2020年7月から分割2クールで放送された。異世界に召喚された主人公ナツキ・スバルが、何度も死を迎えつつ、タイムリープ能力「死に戻り」によって生き返り、数々の苦境を打開していくという作品だ。
塩野は少年時代から週刊少年ジャンプに掲載されているようなヒーロー、バトルものが大好きで、アニメ作品も同系統のものを好んでいたが、大人になってから周囲の友だちから、深夜に放送されているアニメの魅力を伝えられ、その後「リゼロ」と出会った。これがアニメの「沼」にハマる第一歩だった。
塩野 深夜帯のアニメは、ゲームの世界のあるあるみたいなものが散りばめられていたり、オマージュも多いですよね。だからある程度、そういった作品を知っている、道を辿った人であると深く刺さりやすく、自分もちょうどその道を通ってきたのかなと思いましたね。ちょっと刺激的で、ある種残酷で、胸が苦しくなるようなシーンもたくさん出てきますが、それも大人になったから受け入れられるようになったんだと思います。
俳優として、多くの映像作品に携わってきているからこそ「リゼロ」で描かれる死の表現には、実に強い印象を受けた。
塩野 「リゼロ」は死に対しての緊迫感がすごいんですよ。すごく影響を受けました。俳優をやったり、お芝居をやったりしているからかもしれませんね。「リゼロ」はとにかく痛いし、苦しいし、つらいし、死にたくないというのがはっきりしています。死んでも甦れるのに、死にたくない、苦しいという感情がとてもリアルです。いくら甦れるとしても、やっぱり死ぬのは覚悟がいることじゃないですか。あと信頼していた仲間の裏切りとか絶望感みたいなものも強いですよね。視覚的な表現、音の表現もすごく凝っていて、音だけで恐怖が感じられるシーンも多いです。
生と死のループが続く作品の中で、登場するキャラクターたちの「人間らしさ」が、異世界召喚というファンタジーの中にリアリティーも出している。
塩野 名シーンを話し出せばきりがないですけど、自分が思う人に対して無償の愛を注ぐ人とか、いいですよね。それに主人公のスバルも、きれいごとだけじゃないのがいいです。みっともない部分もあるし、それでいて貫きたい意志もある。天然、ナチュラルに思いを貫き通せているのではなくて、頑張ってそうあろうとしているところに共感しています。
アニメは、数々の騒動を乗り越え、スバルがエミリアの騎士となったところで一区切りついている。原作のライトノベルはまだ続いており、塩野も続編を楽しみにしている。「リゼロ」で知った沼、この先どこまで深みにはまるのか。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
アニメ『 Re:ゼロから始める異世界生活』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 始まりの終わりと終わりの始まり | はじめての死に戻り |
2 | 再会の魔女 | 激怒するエミリア |
3 | ゼロから始まる異世界生活 | イケメンがみんなを救う |
4 | ロズワール邸の団欒 | 目覚めると双子のメイドが |
5 | 約束した朝は遠く | 目覚めて気づく死に戻り |
6 | 鎖の音 | 敵の正体はまさかのレム |
7 | ナツキ・スバルのリスタート | 崖から飛び降りリスタート |
8 | 泣いて泣き喚いて泣き止んだから | エミリアたんの膝枕 |
9 | 勇気の意味 | 鬼化して高笑いするレム |
10 | 鬼がかったやり方 | ラムを投擲するスバル |
11 | レム | 「鬼がかってますね」 |
12 | 再来の王都 | 王選候補者・フェルト |
13 | 自称騎士ナツキ・スバル | スバルを拒絶するエミリア |
14 | 絶望という病 | レムに膝枕されるスバル |
15 | 狂気の外側 | 脳が、震える震える |
16 | 豚の欲望 | 霧から覗く巨大な目玉 |
17 | 醜態の果てに | ラムにも忘れられるレム |
18 | ゼロから | 1から、いいえ、0から |
19 | 白鯨攻略戦 | 妻を愛するヴィルヘルム |
20 | ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア | ヴィルヘルムと妻の過去 |
21 | 絶望に抗う賭け | 白鯨との戦いが決着 |
22 | 怠惰一閃 | ペテルギウスを撃破…? |
23 | 悪辣なる怠惰 | 体を乗っ取られるスバル |
24 | 自称騎士と最優の騎士 | スバルとユリウス共闘 |
25 | ただそれだけの物語 | 「レムって誰のこと?」 |
26 | それぞれの誓い | 新たな魔女教大罪司祭 |
27 | 次なる場所 | “強欲”の魔女エキドナ |
28 | 待ちかねた再会 | エキドナとお茶会 |
29 | 親子 | 目覚めると現在の日本 |
30 | 踏み出した一歩 | エミリアを抱きしめる |
31 | 少女の福音 | レムと再会するラム |
32 | ユージン | 捕らえられたスバル |
33 | 命の価値 | 兎に食べつくされる… |
34 | らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー | “暴食”の魔女ダフネ |
35 | 地獄なら知っている | ペトラとデートの約束 |
36 | 死の味 | 泣きわめくベアトリス |
37 | 魔女たちの茶会 | 目覚めたらレムが… |
38 | 泣きたくなる音 | “嫉妬”の魔女サテラ |
39 | STRAIGHT BET | パックと契約破棄 |
40 | オットー・スーウェン/信じる理由 | 大きな喧嘩とキス |
41 | クウェインの石は一人じゃ上がらない | “見えざる手”アッパー |
42 | 記憶の旅路 | エミリアの過去の記憶 |
43 | 平家星の笑った日 | “虚飾”の魔女パンドラ |
44 | エリオール大森林の永久凍土 | フォルトナの最期 |
45 | 聖域の始まりと、崩壊の始まり | スバルVSロズワール |
46 | 咆哮の再会 | ラムVSロズワール |
47 | 水面に映る幸せ | 号泣するベアトリス |
48 | 血と臓物まで愛して | エルザと決着のとき |
49 | 俺を選べ | スバルを選ぶベアトリス |
50 | 月下、出鱈目なステップ | スバルとエミリアのダンス |
51 | 劇場型悪意 | おぞましすぎるシリウスの力 |
52 | 氷炎の結末 | 掛け声まで可愛らしいエミリアのバトル |
53 | ゴージャス・タイガー | ガーフィールの男気、ミミの「よしよーし」 |
54 | 都市庁舎奪還作戦 | スバル、渾身のお姫様抱っこ |
55 | 濁流 | “ゲス顔エミリア”の罵倒 |
56 | 騎士の条件 | プリシラの圧倒的火力 |
57 | 最も新しい英雄と最も古い英雄 | 心震わす大演説 |