スラックスにワイシャツ・ネクタイ姿でそれぞれの色の腹巻をしている4人のおじさん。
そんなおじさんたちがぎこちなく踊っている動画の再生数は、なんと1300万回超え。
必死に踊る姿で若者の心をとらえたこのおじさんたちはいったい何者なのか、直接話を聞いてみた。
みのちゃん(赤)「職業は農業と議員をやっています。本名は山本稔です」
りょうちゃん(黄)「私は山本さんと同じ町会議員と学習塾をしています」
町議会議員や、経営者といった岡山県和気町出身の4人で今年1月に結成したという「おじキュン!」。社会的な立場があるにも関わらず、なぜ若者が集う場所で自分たちが踊る様子を披露しようと思ったのだろうか。
みのちゃん(赤)「和気町を地域おこしするために4人で集まって、『TikTok』という媒体を使って始めることにしました」
動画の撮影場所は、温泉地や神社といった和気町の観光施設や名所。少子高齢化が進む地元の魅力を発信し、少しでも和気町のPRになればという思いで活動を始めたという。
1本の動画のために数時間練習するというおじキュン。若者が中心のTikTokで、その異質な存在が目立ち、大バズりする結果となった。
りょうちゃん(黄)「はっきりいってめちゃくちゃ嬉しい。この歳になって注目されるって夢みたいで嬉しいです」
ことし2月に動画投稿を始めたばかりにも関わらず、早くも目的の町おこしに繋がっているようだ。
とーちゃん(緑)「テレビ局さんだったり新聞社さんだったり、地域の方もイベントのお声がけをいただいたり、思いがけなかった依頼というのを少しずついただいていることにも感謝しています」
(『ABEMAヒルズ』より)
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