肺結核を患ったJOYが、40度の熱が100日以上出続けた壮絶な闘病生活と仕事への影響、そこから導いた人生の教訓を語った。
6月8日、テレビ朝日とABEMAが共同制作する「“ネオバズ”水曜日『2分59秒』」#35が放送。「人間の集中力は3分しか持たない」という仮説のもと、各界のスピーカーが制限時間2分59秒内でスピーチを展開した。MCは千原ジュニア、日向坂46・佐々木久美。
JOYのスピーチタイトルは「調子がいい時こそ要注意! 100日に渡る死の闘病生活」。JOYは「17歳でモデルになり、テレビに出るとすぐに売れ始めた」とスピーチを切り出した。
ところが忙しい日々を過ごすうち、咳が全く止まらなくなったという。かぜ薬を飲み、1か月以上転院を繰り返し、治る気配は全然ナシ。JOYは「気づいたら血も吐いた。それでも仕事を続けました」と、謎の体調不良に悩まされた。
ようやく病名が発覚したのは、「仕事終わりに家に帰ったら血を吐いて、熱も38度をこえた。死にそうだった」という日。夜間の救急病院でレントゲンを撮ってもらうと、まさかの「肺結核」と発覚した。
JOYは「肺結核で、すぐ入院に」「40度の熱が3か月以上続いた」と過酷すぎる入院生活を語った。
入院中に印象的だった出来事は、ショパン特集のバラエティを見たこと。美しい音楽と風景に癒やされていると、番組の最後で「ショパンは肺結核で死にました」というオチが。エピソードを聞いたスタジオの面々は大笑いだった。
どうにか退院できたJOY。しかし退院しても人に菌がうつらなくなっただけで、病気自体が完治したわけではないという。「真っ青な顔でテレビに出ても結果が出せない」と仕事への影響を語った。
それでもJOYは前向き。「結核になってよかったのは、休むことの大切さに気づけたこと」「何のために生きてるのかな? 働くために生きてるのかな? って人が多いと思う。それ、楽しむ時間作ってる?」「楽しむために働くのが大事だなと思った」と訴えた。最後、「自分を守れるのは自分だけ」「楽しむことによって、仕事に戻った時のパフォーマンスが上がるよ、と言いたい」と教訓を披露してスピーチを締めた。
ジュニアは「素晴らしいスピーチ!」と大絶賛し、佐々木も「今の時代に大切なお話」と拍手を送った。
スピーチ後もJOYは闘病生活の質問に答え、「地獄です」「お医者さんの前で飲まないといけない睡眠薬がある。それを飲んで強引に寝て。飯も食えず……」と悲惨な生活を回顧。「退院しても、薬は飲み続けているので、毎日38度出ている。当然、結果出せないじゃないですか」「入院前はチャラチャラしたキャラだったのに、同情されるようになって、ウケるものもウケなくなって。結構、仕事がなくなりましたね」と結核の大きすぎる後遺症を語った。