「私、何のために頑張ってるんだっけ?」 恋も夢も忘れ、でも今を懸命に生きる全ての女性たちに向けた、ABEMAオリジナル新ドラマ『ANIMALS‐アニマルズ‐』が6月23日より放送開始する。
本作は、恋も夢も忘れ、ブラック企業で懸命に働く“幸せ迷子のズタボロ女子”の主人公が、最高の自分に生まれ変わろうとする、大逆転ラブストーリー。鈴木愛理、本田響矢、白洲迅、村上愛花という豪華キャストが共演する。
恋に仕事に“幸せ迷子”な海役の鈴木愛理、生意気でツンデレな年下カメラマン・風緒を演じた本田響矢、恋愛下手な年上社長・圭佑役の白洲迅、圭佑に想いを寄せるカリスマモデル・雛を演じた村上愛花に話を聞いた。
役柄に共感は? 「海ちゃんは“鈴木愛理の二乗”です!」
――まずはドラマに出演が決まった際のお気持ちや、このお話に感じた魅力をお聞かせください。
鈴木:最初にストーリーを読んだ時、変化の物語だなと思いました。変わりたいけれど、なかなか変われなかったり、とあるきっかけで変わることが出来たり。そんな姿を見て、「自分も変わろう」と思ったり、自分の良さを見つけるドラマになったら嬉しいなと思いました。
本田:これまでに見たことがあるような「控え目な女の子がキラキラに変わる」という単純は話ではなくて、普通のドラマじゃないぞ!と思いました。特に働く女性向けに強くメッセージのある作品ですが、どの年代の方でも男性にも刺さるシーンやセリフが多いと思います。
白洲:撮影はまだ序盤なのですが(※取材時)、とてもたくさんの方に響く物語だと思いました。仕事や夢など、やりたいことをやっていても自分の本当の気持ちや声に気付く余裕が無い時ってあると思うんです。僕自身もそうでした。一度立ち止まってでも、振り返っても、自分に耳を傾けてあげる力が必要だなと。このドラマがみなさんにとってのそんなきっかけになればと思います。
村上:人には長所や短所が必ずあって、悪い部分に進んでしまうこともあるけれど、それを自分自身で正す、やり直すことが出来るかどうかが大切というか。現代社会のリアルさがすごく出ている作品だと思いました。
――今回演じた役に共感できるポイントや自身との共通点はありましたか?
鈴木:海ちゃんは、“鈴木愛理の二乗”なキャラクターだと思いました。私よりも一生懸命さ、アツさ、ピュアさが二乗です! 自分の心に嘘をつかない熱血な海ちゃんに、私自身パワーをもらいながら演じています。私は2個のことを同時にやるのが得意なので、そこだけ違うなと思います(笑)。
村上:雛ちゃんは常に明るい女の子で、現場を良い雰囲気にするのが好きな所は私と似ていると思います。長女気質というか、正義感が強くて困っている人がいたら助けてあげたい、と思う所も、雛ちゃんほどでは無いかもしれないですが共感出来ます。
本田:風緒はこだわりが相当強い役で、そういった部分は自分と近いかもしれません。風緒は仕事へのこだわりはもちろんですが、他人にまで求めるのが強くて無駄におせっかいをしたり。あと、ズバズバわりと本音を言える性格も似てるかもしれません。僕はちゃんと仲良くなってからじゃないと言わないですけどね。
――本田さんはどんな部分に特にこだわりが強いですか?
本田:細かいことにもこだわってしまうんですよね。部屋のカーテンの空き具合とか…。一度気になり出すともうダメです。あとはインスタとか、SNSをアップする際にも色々気になってしまいます。
白洲:分からない男というか…つかみどころがないのが圭佑の特徴かなと思います。共通点は…僕は圭佑ほど行動力が無いので。
鈴木:そんなことないでしょ!
本田:行動力すごいよ。
白洲:そうかな? 行動力を発揮するのはラーメンだけです。今日も、ラーメンを食べに神奈川県に1時間かけて行ってきました。
村上:行動力しかない!(笑)
白洲:自分で自分のこと分かっていないのかもしれない(笑)。今年で30歳になるんですけどね。自分というものが分かりかけているけど、分かってない年齢なのかなあと。
本田:30歳って大人に感じますけど、僕も実際になったらそうなのかもなって思います。
白洲:そうそう、男なんて子供ですから(笑)。
極寒の新潟ロケで縮まったキャスト同士の距離
――撮影で印象に残っていることはありますか?
鈴木:新潟にゲレンデロケをしに行ったのですが、泊まりがけの撮影だったのでそこで一気に仲良くなりました。本当に撮影の序盤に行って、海と風緒のかけあいシーンが多かったので、先に新潟ロケがあって良かったなと思います。
――かけあいのシーンを経て、本田さんに対して第一印象からの変化はありましたか?
鈴木:最初にドラマの資料をいただいた時と、芝居してからは変わりました。子犬みたいにピュアな人かと思ったけど、すごく男らしい一面があるなと。
本田:……。
鈴木:何か言ってよ(笑)。
本田:いやあ、嬉しいです(笑)。鈴木さんがすごく現場をひっぱってくれたというか、最初にお会いした時から仲良くなれそうだなと思っていたけど、新潟ロケでグッとまた近づけた気がします。
――すごく良い新潟ロケだったのですね。
白洲:すごく寒かったのですが、愛花ちゃんの衣装がとにかく薄くて……。
村上:雪山の中でキャミソール姿になったりして、すごく寒かったです…!でも、皆とおしゃべりする時間も含めてすごく楽しい撮影でした。
一生懸命悩んでいる人の背中を押してくれる物語
――本作はABEMAオリジナルドラマ『ブラックシンデレラ』のスタッフが集結していますね。村上さん、鈴木さんは『ブラックシンデレラ』にも出演していますが、共演者の反響はありましたか?
鈴木:『ブラックシンデレラ』は情熱や愛にあふれるスタッフさんが集まっていて、私もご一緒出来てすごく楽しかったので、またご一緒出来て本当に嬉しかったです。
村上:「『ブラックシンデレラ』の現場って、すごく愛情があったよね」みたいなお話をみんなでしたりします。『ANIMALS』でも、(円井)わんさんとブラシン(『ブラックシンデレラ』)以来の共演が出来て嬉しかったです。最近も莉子ちゃんとお花見をしたり、プライベートでも交流があります。
――最後に、ファンのみなさんに見どころとメッセージをお願いします!
鈴木:登場人物全員がピュアでまっすぐで不器用で愛しい人たちです。全部にまっすぐだからこそ。全部に「これでいいのかな」と悩んでしまったり。お仕事でも恋愛でも色々な事が起きていきます。今の時代だからこそ共感できる話が多くて、とても人間味があるドラマなので、皆さんの日々の息抜きや、明日への活力になってくれれば嬉しいです。
本田:変わりたいと思っても変われなかったり、たとえ変われたとしても、そうなった時
に本当にそれが幸せなことなのかどうかも分からず苦悩することがあるご時世だと思いま
す。でも、登場人物たちの「変わろう!」と力強く頑張る姿には元気をもらえると思うの
で、是非楽しみにしていてください。
白洲:ファッションに力をすごく入れているドラマです。芸能界だったりファッション業界に近しい話なので日常を描いたドラマでは見れないような、ヘアメイクと衣装を目で楽しんでください。
村上:それぞれが悩みを持っていて、“幸せ迷子”になっているのですが、とても一生懸命で愛せるキャラクターです。同じ様に一生懸命だけれど悩んでいる人の背中を押してくれるドラマになっています。心で感じられる内容になっているので、毎週楽しみにしていただけたら嬉しいです。
――今日は素敵なお話をどうもありがとうございました!
取材・文:中村梢
写真:山口真由子
■新ドラマ『ANIMALS‐アニマルズ‐』番組概要
放送日程:2022年6月23日(木)夜9時45分〜(全8話、2話目以降毎週木曜夜10時~放送)
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
第1話放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/AFstCph1ugws3d
特報映像URL: https://abema.tv/video/episode/90-1680_s99_p101
「ABEMA」公式YouTube番組予告映像URL:https://www.youtube.com/watch?v=QjNqr8HF-Qg
「ABEMA」ドラマ公式TikTok:https://www.tiktok.com/@abema_drama?lang=ja-JP