国歌斉唱の際に起立をしなかったことで処分を受けた大阪府立高の元教諭の男性が定年後に再任用を拒まれたのは違法だとして賠償を求めていた裁判で、最高裁は17日、府の上告を退けた。
18日の『NewsBAR橋下』に出演した橋下徹氏は、「府が負けたのは『君が代』を起立して歌わせる条例がダメだと言われたからではなく、元教員を再任用しなかったのがダメだと言う話だ。実は他の非違行為でより重い処分を受けていた人も再任用をしていたのに、これは不公平だろう、ということだ」と説明。
また、自身が知事時代に制定された条例であることから「よく“橋下は戦争に向かわせる気か!”と誤解されるが…」として、「僕はイデオロギー的に君が代は立って歌うべきだとは思っていないということ。条例でも府民や生徒には強要していない。対象はあくまでも公立校の先生だけで、しかも入学式や卒業式には立って歌いましょうというものだ。それは僕が決めたんじゃなくて、教育委員会が先に決めていたこと。教育委員会が決めたことを守らない教員、それはダメですよと、というマネジメントの意識でルールを作ったということだった」と話した。(『NewsBAR橋下』より)