ゲストで登場したお笑いコンビフットボールアワーの後藤輝基が、お世話になった先輩芸人・宮迫博之(元・雨上がり決死隊)への熱い想いを明かした。
6月22日(水)よる11時30分より、ABEMAにて坂上忍がMCを務める新番組『デマ投稿を許さない』が放送。同番組は坂上がSNSのタブーに斬り込み、議論の嵐を呼ぶ禁断のトークバラエティ。どれがデマでどれが真実なのか分からない、有名人の噂話がネットに蔓延る昨今。毎回異なるゲストが抱えるデマ投稿に坂上がNOを突きつけ、視聴者の代表として、その真実に迫る。そして「真実を言っても炎上するだけ」「本当のことを言う場所がなかった」というゲストの胸の内を、公平な立場から解き明かしていく。企画・構成は鈴木おさむ氏。
先輩芸人である宮迫の闇営業問題(芸人個人が事務所を通さず反社会的勢力の営業を行ったと言われる問題)があり『行列のできる法律相談所(日テレ)』でMCが3人(東野幸治、宮迫博之、後藤輝基)から2人になってしまった時のことを尋ねられた後藤は「僕がどうこうっていうのももちろんありましたけど、先輩(東野)がそれをいじって『どんどん居らへんくなる』って笑いにして。という感じでしたね…」と当時の現場を語る。
それに対して坂上は宮迫のオフホワイト事件は男女間の問題であったのに対し「(闇営業問題は)次元が違う問題だったから」と話す。「共演者側からしたらやっぱ仲間なんだから、その人が戻ってくるまで居る人間で頑張んなきゃしょうがないってことですよね」と言う坂上に、後藤も「その感覚ですね」と頷いた。
「今はいないけど、完全にテレビからいなくなるとは思ってもいなかった」と話す後藤の言葉を聞いて「そうだよな~」と感慨深い表情を見せる坂上。「本当に出れなくなるんだね」と語り掛ける坂上に鈴木氏が頷くと、坂上は複雑そうな表情で「でもその基準ってないでしょ?」と腕を組んだ。
宮迫に対して方々から様々な意見が出る中、後藤自身はどう思っているのかと改めて質問が飛ぶと「俺はスゴイな!って思うんですよ」と答える後藤。
「あの人ってなにやっても生きていける人やと思うんですよ」と宮迫について語り「あの人って常に良くも悪くも話題になるんですよ。売れてる人の中でもスターな人っているじゃないですか?僕の中ではスター性のある人やなっていうのは、ずっとコンプレックスとして僕は持っているというか。僕は常人というか、ふつうのヤツやなって」と胸中を明かした。
さらに「ああいうことになって(TVに)出れないけど、こうやって今も話題になっている。ほんまにあの人のすごいところやなっていうのは思いますね」と話す後藤。
方々で宮迫の名前は出てくるそうで、宮迫が経営する焼肉店『牛宮城』について是非が叫ばれる現状にも言及。「え、焼肉は行ったことないの?」と質問する坂上に「行ったことないですね。(予約が)取れないらしいですよ、人気すぎて」と返す後藤。「(予約が)取れたら行くの?」と尋ねられると「ま~どうしよ」と曖昧な返事を返し、スタジオに笑いを起こした。
それを聞いた坂上は「後藤くんっぽいと思うのは、恩義は感じてても(お店に)行く人に思えないんですよ。やっぱり、後藤くん独特の距離感っていうのを僕はどこかで感じてるので」と分析。
すると後藤は「正直テレビで会いたかったです。すごいお世話になってテレビに引っ張ってくれた方の中の1人やし、きっと戻ってくるやろうと僕は勝手に思ってましたし、スタッフ含めて色んな方が頑張ってるのも見てきたし」と自身の想いを打ち明けた。さらに「(YouTube)誘われても出ない?」と聞かれた後藤は「う~ん」と頭を悩ませる。そして「思いがあるが故に、かたくなっちゃってるんかな?僕が」と、複雑そうな表情を浮かべた。