この夏行われる参議院選挙。7月10日が投開票日だが、話題に上がるのが「若者の投票率の低さ」。
【映像】投票に行くだけで50円以上がもらえる!?参加方法とは?
前回の参院選(2019年)の投票率を見ると50代は55%、60代は63%と過半数を超えている一方、40代は45%、20代や30代にいたっては、30%台にとどまっている。
右肩下がりの、若者の投票率。そんな状況を打破するために、あるキャンペーンが始まった。その名も「投票率アゲアゲ 選挙でポイ活祭」。なんと、投票に行ってアンケートに答えるだけで、最大100万円相当のポイントがもらえるというのだ。ニュース番組『ABEMAヒルズ』では、キャンペーンを開催しているJX通信社・事業責任者の衛藤健さんに話を聞いた。
「20代から40代の若年層の下で、政治離れとか選挙行かないことが、よくないんだというふうに、言われることが多いですが、『選挙に関心をもたない』『地元の政治に関心を持てない』というのは、仕方ない部分もあると思って、それだったらこういうポイントというわかりやすい実利で、投票に行っていただきやすくするということが投票率アップにも繋がるのではないかなと」
参加方法は、いたってシンプル。投票に行ったことがわかる写真を撮影し、それをニュース速報アプリ「NewsDigest」内でアップロード。「誰に投票したか」などのアンケートに回答するだけで、50円から最大100万円相当のポイントをゲットできるという。
「(Q100万円は当たりやすいのか?)宝くじにたとえていうと3億円の、1等が当たる確率の、100倍1000倍、そういったぐらいの確率はあります」
JX通信社としては、このアプリの認知度を高めるとともに、今後選挙の情勢調査や世論調査をアプリを通じて行うための研究に生かしたいという。一方で気になるのが「公職選挙法に触れないか」。「選挙」と「お金」は切り離さなければいけないイメージがあるが、これについて「問題ない」と衛藤さんは話す。
「特定の候補者に、投票しているから確率が上がるとかそういうことは全くないので、そもそも投票に行っていただくことそのものに価値を感じている。そういった意味で買収とかそういうものにはまったくかからない」
この企画をしたのは、JX通信社の「Z世代」たち。自身も24歳という若さの衛藤さんは、このキャンペーンを通じて投票率が上がることに自信を見せている。
「選挙に行くだけでお金がもらえるということは、これまでなかなか日本でなかった。ポイントという分かりやすい金銭的なところに、つながるものがあると思うので。自分の生活に使おうっていうふうに思っていただけると思う。投票率アップにつながるのではないかなと」
(『ABEMAヒルズ』より)
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