里見香奈女流四冠「全力尽くす」 女性初のプロ編入試験挑戦!受験の意思を固める 将棋 2022/06/28 10:49 拡大する 将棋の里見香奈女流四冠(30)が6月28日、プロ編入試験を受験することを日本将棋連盟を通じて発表した。里見女流四冠は、5月27日の棋王戦予選の決勝で古森悠太五段(26)に勝利。編入試験の受験資格である「最近の公式戦で10勝以上、かつ勝率6割5分以上」の条件を満たし、女性で初めてその資格を得ていた。【動画】里見香奈女流四冠が快挙を達成した一局 里見女流四冠が将棋界の新たな扉を開ける。受験資格獲得後の会見では、「少し考えたい。自分の中で試験を受けたいという気持ちが強く出てきたら」と明言を避けていた。そこから1か月。導き出した答えは、未開の地へ歩みを進める一手だった。今後、里見女流四冠は約2か月後から1カ月に1対局のペースで編入試験の五番勝負を戦う。試験官は新四段5名が棋士番号順に選出され、第1局に徳田拳士四段(24)、第2局に岡部怜央四段(23)、第3局に狩山幹生四段(20)、第4局に横山友紀四段(22)、第5局に高田明浩四段(20)が予定されている。 持ち時間は各3時間で、先手・後手は1局目での振り駒で決める。3勝するとフリークラスへの編入資格を得て、史上初の「女性の棋士」が誕生する。 続きを読む 関連記事