クロちゃんが遭遇したSNSモンスターの実態例を明かし、長年アンチと思っていた人々と付き合う中で到達した“ある境地”を語った。
【動画】ジュニアも驚いたクロちゃんの炎上エピソード(21分頃〜)
6月29日、テレビ朝日とABEMAが共同制作する「“ネオバズ”水曜日『2分59秒』」#38が放送。「人間の集中力は3分しか持たない」という仮説のもと、各界のスピーカーが制限時間2分59秒内でスピーチを展開した。MCは千原ジュニア、日向坂46・佐々木久美。
クロちゃんは「ずっと炎上してますから、色々経てわかったことがあるんです」と前置きしてからスピーチ。クロちゃんは約5年前、「歩いて帰ります」とツイートした直後にタクシーに乗ったり、「筋トレします」と写真だけ撮ってサボったことがバレて以来、炎上しやすくなったと説明。今では「おはよう」というツイートに「また目が覚めやがったか」というような罵詈雑言が100~200寄せられるという。
そんなクロちゃん、大阪のパチンコ店で、あるおばちゃんからクロちゃんの好みや近況を知り尽くした差し入れをもらったそう。するとそのおばちゃんが「クロちゃんのツイッターに辛辣なこと結構書いてますよ」とカミングアウト。そのおばちゃんは、まさかの「3本の指に入るくらいのゴリゴリの悪口を書いている人」だった。クロちゃんは「アンチじゃないんだ」と嬉しくなって、「僕のフォロワーさんにはアンチはいません。ファンかヤベえ奴だ」とツイート。これも当然、炎上したという。
クロちゃんが風向きの変化を感じたのは、自分が昨年、コロナで入院してから。クロちゃんが「当分ツイートできません」とツイートすると、「聞いてねえんだよ!」「うるせー!」というような平常通りのコメントが続々。しかしその後、「クロちゃんがいなくなった人生は考えられない」「もう文句言わないから笑顔を見せて」と文章が続き、クロちゃんは「早く元気になろうと思って、10日間で退院した」と語った。クロちゃんが「元気になりました、いつも通りお願いします」とツイートすると、いつもの3~4倍の辛辣コメントが集まり、ネットニュースになるほど大炎上したという。クロちゃんはそうした経験を踏まえて、「全部見てくれているから、愛情の裏返しの可能性も高い」とアンチ勢をポジティブに捉え、「みんな、SNSを楽しく生き抜いてほしいなと思います」とSNSの罵詈雑言処世術を力説した。
パチンコ店のおばちゃんについて、「『なんであんなこと言うんですか』って聞かなかった?」と聞かれたクロちゃんは「怖くて聞けなかった、ツイッターネームを聞いて、ピンと来たから。ぎこちない会話になって。差し入れをもらって、後で気がついた」と説明。ジュニアは「すごい愛情表現よなー、ようわからへんよな」と首をかしげた。
そんなクロちゃんだが、「はじめはアンチかと思っていても、長いこと付き合っていると、その人たちの中でコミュニケーションを取り始めちゃって、逆に楽しくなってる」とプラスに捉えるようになった一方、困っていることもあるそう。「僕のことを『あいつは悪いやつだ』って人と、『良いやつだ』って人が、ケンカしちゃう」「せっかく楽しくなっている人たちがイヤだろうから、『文句は全部僕でいいので、楽しく過ごしてください』『いろんな考えの人がいるので』と仲裁しないといけないのがめんどくさいですね」と、最近の悩みを明かした。
するともちろん「『お前が言ってくるんじゃねえ』って感じですね」と反発され、さらに炎上。クロちゃんは「薪をくべているつもりはないんですけどね」とハテナ顔を浮かべた。