給料どう上げる? ひろゆき持論「転職以外に選択肢ない」“出戻り”も歓迎…10回転職のわらしべ長者と考える
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 コロナ禍で減少はしたものの、まだまだ熱い転職市場。2019年に日本の転職者は351万人と過去最多を記録した(※ 総務省統計局「労働力調査」より)。

【映像】ひろゆき氏「転職10回でも“優秀”」よっしーさんの経歴(画像あり)※7:00ごろ〜

 一方で、Twitterをみると「転職願望があったが今の会社で専門性を伸ばす方がいいと感じている」「家族のことを考えると会社に残って安定を選ぶ」「今の職場が嫌だから転職を考えたけど正しいのかな」といった声もある。転職後、それまでいた会社への責任はどうなるのか。また、短期間で転職すると、専門スキルや技術が身に付かないなどの意見もある。ニュース番組「ABEMA Prime」では、円安、物価高と先が見えない今、転職すべきなのか否かを考えた。

 クラウドワークス取締役の成田修造氏は「アメリカなどと比べると、日本の転職回数はすごく少ない」と語る。

「日本は勤続年数が長過ぎる。生涯で転職する人がそもそも少ない。これは昔から終身雇用制度がそうさせてきた側面がある。一方で、成長産業が変わっていて、その人たちがずっと会社に残り続けるのかどうか。成長産業に優秀な人材が移らないと産業は生み出されないので、そういった意味ではもっと流動化が進むべきなのではないか。これが僕の意見だ」

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 番組には、大手からITベンチャーまで経験、出戻りも数回、40代後半で10回以上の転職経験してきたよっしー氏(仮名)が出演。一体どのような経緯で10回以上の転職を繰り返すことになったのだろうか。よっしー氏は「全てIT業界で転職をしてきた」とした上で「私は社会人経験25年くらいだが、インターネットがこの20年くらいですごく発達してきた。例えば25年前にはGoogleはなかったり、携帯電話がなかったり。この25年間で新しいビジネスができてきたので、新しいサービスやビジネスができたところで、そういう事業をやりたくて転職をしてきた」と述べた。

 会社を辞めようと思うきっかけは何なのか。

「常に同じ理由ではないが、今いる会社では自分のやりたいことができないなと思ったときに転職することがある。あとは会社の業績があまりよくなく、たとえば年収が下げられるみたいなこともあって、年収をキープできる会社に転職をしたこともある」

 よっしー氏の話を聞いた成田氏は「そもそも10回転職できているのは、めちゃくちゃ優秀だ」と絶賛。

「よっしーさんには、それだけ需要があるということだ。僕が採用する側だとしたら『リスクだな』と思うので普通は採用できない。でも、採用されているのは、おそらくそれだけITのスキルがあって、専門性があるから。積み重なって転職ができている。そういうポジティブな面があると思う。一方で、ただ環境が良くない、成果が出ない、だから(職場を)変えたいという人は、やっぱり次の結果も出ない可能性が高い。自分の中でただ成果が出ていないのか、環境のせいなのか、これを見極めないといけないと思う。最近はヘッドハントもあって、優秀な方には企業側から依頼が来る。それで転職するケースもある」

 よっしー氏は「いわゆる日本の大手ITやメガベンチャーとかは、言っても平均の就業期間は3年から5年程度だ」と話す

「5年以上いると『この人長いな』みたいなイメージになってくる。さすがに半年とかで繰り返していたら『飽きっぽいのかな』とか『人間的に問題があるのかな』と判断される恐れがあるが、20年で転職が10回なので平均すると1社あたりに2年の計算になる。たとえばコンサルなどは、1つのプロジェクトが1年か2年で終わって、違う会社の仕事に移っていく。会社が変わってプロジェクトが変わったと思えば、別に次のプロジェクトをやるだけなので、それはやる会社が変わっても同じだ」

 よっしー氏のプロフィールには“出戻りも数回”と書かれている。一体どのような経緯で出戻りするのか。

「たまたま(出戻りした)2回とも、それぞれの会社の社長さんから呼ばれたみたいな感じだ。会社が嫌になって辞めたのであれば戻りたくないとなるが、その会社の状況が変わったとか、次のプロジェクトは自分のキャリアアップにならないなというところで違う環境に行きたかったとか、そういう理由で移っていた。会社の状況が変わったから戻って来てやらないかという話があって戻ったこともあった」

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 ネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏も「IT系は出戻りがよくある」と話す。

「僕が役員をやっている会社でも『他がいい』と思って行ってみたら『やっぱりこっちの方がよかった』と言って戻って来てくれることもある。それは、戻って来てくれた側としても嬉しい。転職が多い人は雇うときも『辞めるだろうな』と思っているし、『辞めても大丈夫』と思って採用することもある。IT系の場合は会社の仕組みの作り方に流行りがあって、いろいろな会社を転々としている人だと『この会社はこういうタイプのツールを使っていて、こういうときに便利だ』とか、いろいろなノウハウを知っているので、いいことがある。自分の会社だけでやっていると『これが普通だ』と思ってしまうが、他の会社が分かると『こういうやり方でやっているよ』と聞けたりする。『転職が多い人は危険』という意識は、他の業種に比べるとIT系では薄いのではないかと思う。あとは出版系の編集職も転職している人が多い。業種によってそういうのはあると思う」

 ビジネスパーソン向けメディア「Books&Apps」管理人の安達裕哉氏は「転職はしない方がいい派」だという。安達氏は転職におけるデメリットとして「現実は転職が今抱えている課題の解決策にならないことが多い」と主張。「たとえば、上司とウマが合わないとか、あるいは成果が出なくて詰められてしまって、今の職場が嫌になったとき、転職したら本当に解決するのか。だいたいは解決しない。もちろん解決するケースもあるが、100%が環境の責任ではないし、むしろ本人の責任であることもけっこうある。安易に『転職すればいい』と言うのは、あまりにもメリットが小さい気がする」と見解を示した。

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 ひろゆき氏は「『優秀な人が転職した方がいいのか』と『無能な人が転職した方がいいのか』で、話が全然変わってくる」と持論を展開。「よっしーさんは割と転職に成功しているし“問題ない”という話で終わりだ」とした上で、“転職はしない方がいい派”である安達氏の主張については「ちょっと僕には理由が分からない」と答えた。

 ひろゆき氏の投げかけに安達氏は「転職で状況が変わらないこともある」と話す。

「たとえば『現場がどうしようもなくて、上司がパワハラで命の危険を感じる』という話だったら転職は当たり前だ。ただ、多くの人の理由は"ちょっとモヤモヤしている"とか"何となくやりたいことできてない"とかで『ちょっと転職してみようか』みたいな話だ。少し条件がいい年収を提示され安易に転職するが、実際に働いてみると、新しく人間関係を作り直して現場で頑張らないといけない。そもそも慣れなければいけないことがたくさんある。成果がちゃんと出せるようになるまでは、やはり1年〜2年かかる。それを我慢してまで転職するかというと、今いる会社の環境を自分で変えて、成果を出した方が早いと思う」

 ひろゆき氏は「安達さんがおっしゃる成果っていうのが、よく分からない」とした上で「大体の会社員は、会社に居続けるより、転職した方が給料は上がる。優秀な人が同じ会社に居続けて年収が30万〜50万円、毎年上がるなんて、ほぼない。でも『転職したら年収が80万円増えた』はざらにある話だ。なので、優秀な人が給料を増やそうとすると、転職以外の選択肢ってあまりないと思う」と述べる。

 安達氏は「優秀な人だったらすぐ転職した方がいい。私でもお勧めする。ただ"優秀な人"はそれほど多くないというのが現実だ」と答えた。

 さまざまなパターンがある転職。しっかり考えて戦略的に動くことが必要だ。(「ABEMA Prime」より)

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