アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」第84話では、主人公・ダイ(CV:種崎敦美)が亡き父親バラン(CV:速水奨)から竜の紋章を受け継いだ。父子の絆を感じさせるバトルが、視聴者の涙を誘ったようだ。
【動画】亡き父バランとの対話…竜の紋章を受け継ぐダイ(10分30秒ごろ〜)
アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、1989年~1996年に「週刊少年ジャンプ」にて連載された累計発行部数4700万部を誇る名作漫画(原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二)が原作。勇者に憧れる少年・ダイの冒険を描いたファンタジーだ。
前回放送された第83話では、陸戦騎ラーハルト(CV:石田彰)が仲間入りした。ラーハルトは「あなた様に死ねと言われれば笑って死に、戦えと言われればたとえ神々にでも立ち向かう」とダイに忠誠を誓い、かつての主でダイの父親でもあるバランからの“最後の遺言”を伝えた。Twitter上では「感情がいそがしい30分だった…」「忠誠心カッコよすぎる」「こんな部下欲しいなぁ」「アニオリ演出エモ過ぎた」「涙なしには見られなかった」といった感想が寄せられた。
最新話にあたる第84話「起て、宿命の騎士」も前回に負けず劣らず感動的な回だった。レオナ(CV:早見沙織)を助けることができず、ダイが無力感に涙したとき、彼を励ましたのはバランの言葉だった。そして、再び立ち上がったダイの両手の拳には、竜の紋章が浮かんでいた。父親の力を受け継いだ"双竜紋"と、そこから放たれる必殺技ドルオーラに胸が熱くなった視聴者は多く、「父子の絆のドルオーラ!」「親子ドルオーラは泣ける」「今日は涙が止まらん」「今週も神回だったわ…泣いた…」といった感想が寄せられた。
放送後、ダイ役を演じる声優の種崎敦美は「父さん…双竜紋…宿命の騎士…宿命…ぎゅぅぅぅぅってなります…」とツイートしており、胸いっぱいな様子だった。ダイとレオナの関係にも注目しているようで、「いちゃいちゃ?もぴゅあぴゅあ?なダイとレオナ 絆は深いぞダイとレオナ 沙織ちゃんと種崎の絆も深まってるぞ」と続けている。
第84話「起て、宿命の騎士」
【あらすじ】
天魔の塔を上るなかで、謎の触手に捕らえられてしまったレオナ。追いかけた先にダイがたどりついたのは、バーンパレスの心臓ともいえる“生きた動力炉(エンジン)”魔力炉だった。ミナカトールによってバーンの魔法力を吸収できなくなったため、魔力炉は魔法力に飢えて暴走し、アバンのフェザーを持つレオナを襲撃したのだ。ダイはレオナを助けようとするが、ドラムーンのゴロアに妨害され、レオナは魔力炉に飲み込まれてしまう……。レオナを守れず、自らの力の無さを嘆き悔しがるダイは思わず涙をこぼした。だがそのとき、ダイの脳裏になぜか突然、母ソアラが命を落としたときのビジョンが写る。ダイが驚いていると今度はバランが姿を現し、戦いにあけくれ周囲に犠牲をもたらす竜(ドラゴン)の騎士の悲しき宿命を断ち切るよう、息子に声をかける。その言葉に勇気をもらったダイは、力を振りしぼり再度起ち上がる。そして、その両手の拳には、竜(ドラゴン)の紋章が浮かんでいた。亡き父の紋章の力をも受け継いだダイは魔力炉を一刀両断し、飲み込まれていたレオナを救出すると、さらに、最後の悪あがきを続けようとするゴロアと魔力炉に、両手の竜(ドラゴン)の紋章から渾身のドルオーラを放つ!
※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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