25日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され「美熟女とデートをしてお金がもらえる」という謎の仕事について調査した。
【動画】「美熟女サポート」広告に電話した実際のやりとり(1時間14分頃~)
この日は「歌舞伎町の“今”に潜入」と題して、ゲストに「裏モノJAPAN」編集部の仙頭正教氏と、現役女子大生ライターの佐々木チワワ氏の2人を招き、新宿歌舞伎町の「怪しいビジネス」を特集した。
番組では街でよく見かける「お金持ちの美熟女の簡単なサポート」「高収入を狙おう!」「男性募集」などと書かれた広告について、真相を究明することに。仙頭氏によると、このポスターは自動販売機の横や公衆電話といった「剥がされにくいところ」に貼られているのだとか。
実際にスタッフが広告の電話番号に電話をかけてみると、女性のオペレーターが対応。仕事内容について聞くと、映画・食事・美術館やオーケストラ鑑賞・買い物・ドライブなど、紹介クラブに所属している女性とデートをすることだと説明した。
デート相手の女性の職業は不動産経営、社長夫人、社長令嬢、投資家などで、年齢は30歳から60代半ばぐらい。デートの費用となる食事代や交通費、娯楽費などの一切の費用は女性が支払うそう。
報酬については「2時間から3時間のデートで2万円から3万円」とのこと。まずはマッチングした3名の女性のプロフィールが郵送で送られてくるため、そのなかから女性2名を選び、別々にデートをするのだという。
現在キャンペーン中で入会金、月会費、登録料はすべて免除だったが、3名の紹介で29,800円プラス消費税がかかるのだとか。初期費用はかかるものの1回目のデートで仲介料は相殺となり、継続して女性とデートをすればその分「お小遣い」がもらえ、長期的には高収入が期待できるという案内だった。
仙頭氏は仲介料ではなく「登録料」として10万円を支払ったという「Aさん」の実体験を紹介。仙頭氏によると、登録料を払ってプロフィールを3人の美熟女に送付すると「Aさんを気に入った」という女性から非通知で着信があり、電話で会うことを約束したという。
実際に女性がやって来て、Aさんは新宿で2時間ランチデートをしたが、ポチ袋に入れて支払われた「お小遣い」はなんと5000円。その後女性からの連絡は途絶えてしまったそうだ。
その時点で95000円を損しているAさんだが、業者に「新しい女性を紹介してほしい」と連絡したところ「それについてはプラス2万円かかります」という説明があり、Aさんはこの時点で「ダマされた」と気づいたそう。
竹山は「このポスターを見たときに『オイシイ話』と思うかもしれないですけど、実際に会えるのは会えるけどあなたが損するよ、というシステムみたいです」と注意を促していた。