“弔い合戦”の参院選、結果は予想通り? 国政選挙に初挑戦した「参政党」…議席獲得の理由とは
【映像】当選に喜ぶ議員たち
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 投開票が行われた参議院選挙。自民党が単独で改選過半数の63議席を確保し、公明党の13議席を加え与党が大勝した。野党は、日本維新の会は議席数を伸ばしたが、立憲民主党・国民民主党などが改選議席を割り込み、議席を減らした。

【映像】参政党が議席を獲得できた理由(※解説パート:12分ごろ~)

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 このニュースを受けて、東京工業大学准教授の社会学者・西田亮介氏に話を聞いた。

――今回の選挙結果を受けて、どのように感じましたか?

「色々と言われてはいるが、実は概ね事前の情勢調査や予想の通りになっている。幅を持って選挙の情勢調査をするが、その中で自民党が強く、かなり勝ったパターンとほぼ合致する。1人区の選挙区は1人しか当選することできないので、誰が勝ったかはっきりする。1人区の結果も、事前に『こうなるだろう』と言われていた。青森・山形・長野・沖縄は、元々野党がとても強いとされていた。それ以外をすべて自民党系が押さえた形だ。13年と16年の参院選では、野党系が二桁獲っていた。その意味では今回、野党系が4ということで、野党が弱くて自民党はかなり強かったことがと分かる」

“弔い合戦”の参院選、結果は予想通り? 国政選挙に初挑戦した「参政党」…議席獲得の理由とは
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――今回、国政選挙に初めて挑んだ「参政党」は神谷候補が当選し、1議席を獲得しました。政党要件を満たしていますが、参政党についてはどう見ていますか?

「いきなり出てきて勢力をグッと拡大した印象。ただ、この選挙運動の手法自体はこれまでにNHK党やれいわ新選組が開拓してきたもので、とにかく候補者一人ひとりは通らなくてもいいから全員で1議席でも2議席でもいいから議席を獲得することに焦点を当てた選挙運動の方法。それがうまく実った議席獲得だと思う」


――参政党が4億3000万円もの資金を集めることができたことについてはどうお考えですか?

「政治活動にはお金がかかる中で、短い期間でこれだけ(資金を)集めたのはすごい。それから、政党要件を満たすと政党交付金の助成対象になるのでお金が入ってくる。そうすると、これらが勢力を拡大するためのトリガーになる。これだけ候補者を探すことができたということは来年の統一地方選挙にも出てくるのではないか」

(『ABEMAヒルズ』より)

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