海賊版サイトの“タダ読み”で去年度1兆円の被害、トップ3サイト閉鎖もまだ月に億単位のアクセス 利用が「犯罪に加担する」という意識を 倍速ニュース 2022/07/14 20:23 拡大する 漫画などを違法にアップロードする「海賊版サイト」。政府は13日、こうした海賊版サイトへのアクセスの抑止に向けた検討会を開いた。【映像】海賊版サイトの現状と課題を記者解説 海賊版サイトといえば「漫画村」などが話題になったが、現状や課題はどうなっているのか。テレビ朝日政治部の小野孝記者が解説する。Q.現在の海賊版サイトをとりまく状況は? ABJ(Authorized Books of Japan=「正規の出版物」を意味するマークを出している一般社団法人)の調査によると、海賊版サイトへのアクセス数が、去年10月だけで4億アクセスを超えた。しかも、上位10サイトうちトップ3だけで大半を占めていて、特定の海賊版サイトへのアクセスが集中する傾向が明らかとなった。翌11月にはトップだった「漫画BANK」が出版権利者などの取り組みによって閉鎖。いったんは減少したが、その翌月の12月以降はまた3.9億アクセスに盛り返し、トップ2が大半を占めるという状況に戻った。今年に入って、政府と連携した出版社の対策チームの活動でトップ2が閉鎖し、4月以降は1.8億アクセスに減っているが、それでもまだ億単位が続いている。 続きを読む 関連記事