生稲晃子氏にバッシング、テレ東・池上彰氏とのトラブルも…“元タレント候補”への厳しい風当たりに広報担当の川松真一朗都議「事実を知っていただきたい」
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 「今、夢を見ているようだ。頭の中が今、空っぽになっている」。そう喜びの声を上げたのは、参院選東京選挙区で初当選した自民党新人の生稲晃子氏。

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生稲晃子氏にバッシング、テレ東・池上彰氏とのトラブルも…“元タレント候補”への厳しい風当たりに広報担当の川松真一朗都議「事実を知っていただきたい」

 ところがテレビ東京の選挙特番『池上彰の参院選ライブ~知られざる政治のカラクリ大解剖!~』の中でジャーナリストの池上彰氏が「安倍さんの事件が起きる前にぜひ、この番組に出演していただきたいとお願いをしたが、この番組だけではなく全てのテレビ局のインタビューに応じてはいただけないという結果になってしまいました」と発言。

 さらに「営関係者を取材した」というテレビ東京の官邸キャップ・篠原裕明氏も「国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないからだと話していた」と説明したことから、生稲氏側の対応についてSNSに批判の声が数多く投稿され、スポーツ紙もネットニュースとして取り上げ、拡散することとなった。

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 これに対し生稲氏の選挙対策事務所は「時間の都合上、支援者の対応を優先した」「各社の共同インタビューには応じている」と説明、「生稲晃子およびその関係者の社会的信用と名誉を著しく毀損する、誤った内容の放送がなされたことについて強く抗議する」との声明を発表した。

■川松真一朗都議「事実ではないから抗議している」

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 『ABEMA Prime』がテレビ東京に問い合わせたところ、「謝罪や訂正をする必要はない」と返答があったが、生稲氏の広報担当を務めた都議会自民党の川松真一朗氏は「事実ではないから抗議している」と憤る。

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 「事前に広報担当が民放各局の皆さんとカメラの配置や中継の対応についての相談をした。抗議文でも説明したことだが、今回はかなりの激戦になると予想していたので、結果が判明するのが何時頃になるかが分からなかった。また、今回は八重洲の事務所から立川の事務所に移動することもあった。

 また、今回は安倍元総理の事件があったので万歳三唱は控えたけれども、通常であれば万歳をするために支援者の人たちが事務所で待っているわけだ。しかしテレビの選挙特番の生中継が入る場合は待たされたり、引き伸ばされたりすることになる。こうしたことを踏まえて、中継には応じるが、仮に時間が遅くなった時のこととして、例えば“1時間くらいの枠の中で時間を割り振ってくれるか”と民放各局にお願いした。しかし、“それはできない”“調整は無理だ”と言われた。

 ただ、1社だけに出て他には出ないとなると、なぜそのテレビ局を選んだのか、という話になってくる。結果、今回は見合わせて、別の機会に、という話になった。担当者によれば、その場にいた各局の皆さんは了承していたという。こういうやり取りがあったにも関わらず、公共共電波で“国会議員の資質がないからと言っていた”という話だけが紹介された。池上さんも最初から“逃げている”と決めつけた姿勢だった。

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 そこからクレームやメールが山のように来た。私もマスコミの皆さんに囲まれて、“一体なんなんだ”と詰められた。出なかったことは事実だ。しかし、その報じ方として、テレビ東京のやり方は違うのではないか。池上さんの話も、あまりにストーリーありきだ。私は今日も“国会議員の資質がないから断ったと思っていた”と3人に言われた。生稲さんの名誉のためにも、しっかり説明しなくてはいけないと思っている。

 批判はあるだろうが、全くマスコミの対応をしていないということではないし、選挙期間中にはニコニコ生放送の特番に出演し、書き込まれたコメントにどんどん答えていくということもしている。投開票日も、当選が決まった後には代表でインタビューも受けている。こうした事実は知っていただきたいし、池上さんにも事実を踏まえた対応をしていただきたかった」。

■元俳優・石井苗子議員「当選してからどんな政治家になるかだ」

生稲晃子氏にバッシング、テレ東・池上彰氏とのトラブルも…“元タレント候補”への厳しい風当たりに広報担当の川松真一朗都議「事実を知っていただきたい」

 生稲氏が批判を浴びたのは投開票日だけではない。選挙期間中、NHKによるアンケートにほぼ白紙で回答したことが判明。「申し訳ございませんでした。私とチーム間との情報共有が徹底されておらず、このようなことを招いてしまった」と謝罪した。

 これについても川松氏は「大炎上してしまったし、選挙中に候補者本人が謝罪するなんていうことはあり得ない話だ。ただ、生稲さんは回答をしていたのに、なぜか事務所の責任者が無回答で返送してしまった。これが事実だ。事務所の体制はどうなっているのだというのはそのとおりで、私もこの問題を機に実質的に広報の責任者的な部分を担うことになった」。

生稲晃子氏にバッシング、テレ東・池上彰氏とのトラブルも…“元タレント候補”への厳しい風当たりに広報担当の川松真一朗都議「事実を知っていただきたい」

 生稲氏にまつわるトラブルが報じられる度につきまとう、「なんで生稲さんの勉強代を税金で払うの?」「選挙はお試し応募や記念受験じゃない」といった批判的な声。生稲氏がかつて一世を風靡したアイドル・おニャン子クラブのメンバーだったことを踏まえたものだ。

 テレビキャスターや俳優業を経て、2016年の参議選で初当選。今回も再選を果たした石井苗子議員(日本維新の会)は「マスコミの世界に長くいたのでわかるが、こういうストーリーを作り、こういう人物にしていこうという“いじめ”的なところがあったのではないかと思う。問題は、当選してからどんな政治家になるかだ」と話す。

生稲晃子氏にバッシング、テレ東・池上彰氏とのトラブルも…“元タレント候補”への厳しい風当たりに広報担当の川松真一朗都議「事実を知っていただきたい」

 「いきなり国会議員になるなんて誰にもできないと思う。それは弁護士などを経験した人でも同じだ。私も様々な職業を経験してきたが、政治家の資質とは何だろうか、何が優れていれば政治家の資質があるということになるのだろうかと、6年間、悩み続けた。国会というのは非常にスローリーな世界なので、テレビの業界のようにパッパッと結論を出すことはない。はり修行のような積み重ねが必要だし、私も委員会を回って初めて、この分野はできるかもしれないと、自分の中で整理がついてきた。

 そして“タレント議員”の役割について考えてみると、皆さんが国会や政治に興味を持つ機会を提供するというだけでも大きな貢献をしていると思う。生稲さんの場合も、元タレントという資質を大いに活かし、国会という場所で何が行われているのか、それがどう生活に関係してくるのか、体験を元に伝えていってほしい。その意味では、選挙特番に生出演すれば好感度がグッと上がったと思うし、出鼻をくじくような形にはならなかったと思う」。

■佐々木俊尚氏「これからを見ていくのが我々の仕事なのではないか」

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 EXITのりんたろー。は「“客寄せパンダ”を笑う傾向があると思うが、議員を選挙で選ぶというシステムが採用されていて、そこで勝ち抜いて当選したということだ。ほとんどの人は、“客寄せパンダ”にもなれない。“分からない奴はしゃべるな”みたいな風潮もあるが、どのくらい知識があればしゃべっていいのか。元アイドルではなく元アナウンサーだったら良いのか。本来であれば誰でもいいはずで、元アイドルだから言われてしまうのはかわいそうだ」と指摘。

 「ただ、今回のような憶測が出てきてしまったのはブランディングが上手く行っていなかったからでもあると思う。これからは自分の影響力や人気を使って戦ったことを誇りにしつつ、“現状ではこれができて、これができない。勉強していく”と、これからの話をすればいいと思う」。

 兼近大樹も「基本的には良い大学を出ていたり、裕福だったり、そういう人たちが世の中を回している気がしている。そうではない、例えば貧困層の人が出てくると、ふさわしくない、努力が足りない、知識不足だと言われてしまう。でも、それでは僕らの気持ちを分かってくれる人は現れないのではないかと思う」と応じた。

生稲晃子氏にバッシング、テレ東・池上彰氏とのトラブルも…“元タレント候補”への厳しい風当たりに広報担当の川松真一朗都議「事実を知っていただきたい」

 こうした意見に対し、漫画家のやしろあずき氏は「誰とは言わないが、炎上目的で出て、当選している“ネットタレント”も出てきているではないか。僕も“出てみないか”と誘われたことがあるが、政策とか関係なく“面白いから入れてみるか”ということに票が使われてしまえば、若者の得票率が増えたとしても意味がないと思う。そこに怖さを感じている」と問題提起した。

 ジャーナリストの佐々木俊尚氏は「蓮舫さんだってクラリオンガールとして活動していたし、三原じゅん子さんだって国会議員になってからHPVワクチン接種勧奨の問題に取り組んだわけで、立派な仕事をしている元タレントの議員はたくさんいるわけだ。まずは詳しいかどうかではなくて、なぜ政治家になりたいかを訴え、それが有権者に刺さればいい。ただし、街頭で有権者と向き合い、人柄についても知ってもらう王道の選挙活動とは別に、今はSNSや切り抜き動画みたいなもので情報がワーッと拡散してしまうリスクがあることは考えなければならない」とコメント。

 「それでも石井さんがおっしゃっていたように、国会議員というのはなって終わりではない。地方議会も含めて、1期だけやって辞めていく訳のわからない議員は山ほどいる。そうではなく、任期中に色んな事を学んで2期目、3期目に繋げていく、あるいは大臣や首相を目指すという、そのプロセスに政治がある。今回、暴露系YouTuberが当選したが、何もせずに任期を終えるかもしれないし、逆に努力して本物の政治家に脱皮するかもしれない。そこをちゃんと見ていくというのが、我々の仕事なのではないか」。

生稲晃子氏にバッシング、テレ東・池上彰氏とのトラブルも…“元タレント候補”への厳しい風当たりに広報担当の川松真一朗都議「事実を知っていただきたい」

 川松都議は「皆さんのお話は全て生稲さんにお伝えする。生稲さんは36年間芸能界をやってきたことを誇りに思っているし、街頭で“何ができるんだ”と批判をされたこともあったが、“私はタレント候補なのだから”と話をしていたし、逃げるなんてことはないと思う。また、おニャン子クラブの活動の後、厚労省や内閣府関連の仕事をしたこともある。そういう部分も全てまとめて批判するなら批判していただきたい」と話していた。(『ABEMA Prime』より)

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